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「大丈夫っすよ。ちゃんとタオルで目隠ししたんで」
「え....」
「さすがに許可なく見たりなんて出来ないっすから」
妙に真面目で、律儀で。
そんな人が冗談で『好きだ』なんて言うなんて思えないから、やっぱり期待することをやめられない。
「朝ご飯作ったんで食べれたら食べてください」
「あ、ありがと、」
彼は黒いエプロンを外しながら、腕まくりしていた袖を元に戻した。
「俺、今からばぁちゃん家にむぎ迎えに行ってきます」
「え、じゃあ私も家戻るよ」
「いいっすよ、ここにいてくれて。ていうか、いてほしいんすよね」
「え....」
「Aさん今日も暇っすよね？」
「暇、だけど....」
甘い言葉をかけたかと思えば、人を暇人扱いして。
転がし方が上手い。
「今日、3人で出掛けませんか」
「え？3人って、」
「Aさんと、むぎと、俺。むぎもAさんに会いたがってたんで」
「じゃあ、行ってきます」と笑って玄関の鍵も閉めずに出て行く彼の背中をぼーっと見つめた後、1人になった部屋で少し崩れた目玉焼きに箸をつけた。
...
「Aおねえちゃーん！」
玄関のドアが開いた音がしたと思ったら、勢いよく走る足音が聞こえ、気付けばむぎちゃんがぎゅっと抱きついていた。
「わ〜むぎちゃん久しぶり〜」
「Aおねえちゃん、きょうむぎとあそんでくれるってほんと？」
「うん、本当だよ」
「やった〜！」と無邪気にはしゃぐむぎちゃんの頭を撫でていると、目黒くんは優しい顔をして食べ終えたお皿を下げてくれた。
「あ、洗い物やるよ！」
「全然。気にしないで。それじゃ無理でしょ？」
ふふっと笑った彼が見ているのは、私にべったりとくっついたむぎちゃんの姿。
目黒くんはとても嬉しそうな表情をしていた。
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cleam(プロフ) - あちゅ。さん» ありがとうございます....！実際に体験を....😳懐かしさまで感じていただけるなんて光栄です😭そして別作品にも興味を持ってくださりありがとうございます（ ; ; ）とっても嬉しいです（ ; ; ） (2021年12月25日 23時) (
レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - Yuiさん» ありがとうございます（ ; ; ）感情移入までしていただけるなんてとても嬉しいです（ ; ; ）待ち望んでくださる方がいてとても幸せです。残り数ページで短編を投稿することにしたので、最後まで楽しんでもらえたら幸いです。 (2021年12月25日 23時) (レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - しぇるさん» しぇる様、初めてのコメントありがとうございます....！そして嬉しいお言葉をありがとうございます（ ; ; ）余力がなくて移行が出来そうにないので、短編だけ書かせていただくことになりました....！続編を希望してもらえて光栄です。ありがとうございます（ ; ; ） (2021年12月25日 23時) (レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - saeさん» ありがとうございます（ ; ; ）他の読者様からも有難いことに続編希望のコメントを頂いておりまして、続きを書こうと思ったのですが移行するほどの余力もない為、残りの数ページで短編を書くことにしました....！楽しんでもらえたら嬉しいです。 (2021年12月25日 23時) (レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - ﾗ ｲ ｽさん» ありがとうございます（ ; ; ）きっとめぐろくんと生活を送ることが出来たら、支え合って凄く良い家庭になりそうですね☺️ (2021年12月25日 23時) (レス) id: c295088e12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cleam
| 作成日時：2021年11月13日 22時
