遠足�� ページ14
康二said
遠足で、山に来た。
グループごとで分かれてアクティビティをすることになっていた。
俺のグループは釣り。
めめも釣りって言ってたけどどこにおんねやろ？
めめの事を探してたら少し向こうの川べりにいた。
でもめめは、こっちに気付くこともなく、おしゃべりに夢中やった。
「康二、釣れた？」
「西山君！全然釣れへんねん。そっちは？」
「俺も。全然釣れない。」
「そっかー。」
西山君。俺のクラスメート。俺と仲良くしてくれてる。
ふと、さっきまでめめがおったところを見てみた。
ちょうど、めめもこっちを見てたみたいで目が合ったから手を振ったら小さく振り返してくれた。
「康二、樹先生がキャンプファイヤー係は薪小屋集合って言ってたよ。」
「え、まじで？聞いてなかったわ。」
薪小屋集合かー。行くのめんどくさいなー。
でも行かんとあかんなー。というか、まず
「薪小屋ってどこやっけ？」
西山君は林の奥の方を指さして言った。
「この道をちょっと上がったところだと思う。」
「ありがと！行ってくるわ！」
「うん！気を付けてー。」
西山君に言われた道を上がっていってる途中、空が曇りはじめ、まだ夕方にもなっていないのに、あたりが薄暗くなってきた。
雨、降らんといいなー。なんて思いながら林を進む。
だけど、けっこう歩いたのに、薪小屋っぽいものなんてどこにもない。
それに、ほかのキャンプファイヤー係の人も見当たらない。
風が出てきて、雲の動きが速くなる。
木の枝がざわざわと不気味な音を立てはじめた。
「やばい……迷った。」
ポケットから携帯を取り出して画面を見てみたけど、予想通り圏外。
これって、俺大ピンチじゃない？
こういう時は多分川に戻ったほうがいいやつ。
でも、周りの風景は全部一緒に見えて、どっちから来たのか分からない。
とりあえず、こっちのほうに進んで「うわっっっ
湿った土に足が滑り、俺はバランスをくずして急斜面のがけを落ち葉を巻き上げながら落ちていった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 493人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月見ＵＳＡＧＩ(プロフ) - はらさん» めめこじの話、今のふっかのお話が終わり次第書こうと思っています。もう少し待っていただけると幸いです。 (2020年3月1日 18時) (
レス) id: 020b3410a1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - リクエスト書いてくださりありがとうございます！あべさくの学生時代を覗き見している気分になりました^^安定にふわふわで可愛かったです！ありがとうございます！ またリクエストさせていただきます^^ (2020年1月15日 0時) (レス) id: 5ef125b1f9 (このIDを非表示/違反報告)
月見ＵＳＡＧＩ(プロフ) - ゆうさん» あべさく放課後デートのお話、いかがだったでしょうか？またのリクエストお待ちしております！ (2020年1月14日 22時) (レス) id: 020b3410a1 (このIDを非表示/違反報告)
はら(プロフ) - コメント失礼します！リクエストなのですが、めめこじで絡まれてる康二を助ける目黒とかみたいです！よろしくお願いします！ (2020年1月7日 21時) (レス) id: 4b0a14856e (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - コメント失礼します！リクエストお願いできますでしょうか？あべさく放課後デートで二人で本屋さんに行き、阿部ちゃんは参考書をさっくんは漫画を買います。その後できたばかりのカフェでデザートを食べて帰るお話をお願いします！ (2020年1月1日 23時) (レス) id: 5ef125b1f9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：月見ＵＳＡＧＩ x他1人 | 作成日時：2019年12月24日 21時
