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Aside
翔太くんと話す時間はとても楽しくて…
でも、名前を聞いてきたときはビックリした。
翔太くんが私なんかの名前を聞くなんて……
蓮との事があってからお付き合いをしたことが無かったから男性であり自担である翔太くんと話すのは凄く……ドキドキした。
別にリアコって訳じゃ無いけれどやっぱり、カッコいいな……ってなる。
「もう着きました。」
やっと外に出た………
いや、外にでてしまっ…た
正直言って、帰りたくない。
翔太くんともっと話したいって思っている自分がいる。
翔太くんと少しでも話せただけでも凄いのに…私は何て欲張りなのだろう。
翔太くんからすれば疲れているのに私の為に…私は本当に迷惑をかけているだけだ。
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翔太side
「もう着きました。」
出口に来てしまった。
正直言って……まだ帰したくない。
Aさんと話していると楽しいし…疲れも吹き飛ぶ。
Aさんからすればただ道案内をされているだけなのだろうけど……
『本当にありがとうございました…！手間をおかけしまって…』
「いえいえ！」
『もう、こんな時間ですね。』
『それじゃ…「ちょっと待って下さい。」
『は、はい…？』
「あ、あの……駅まで、送り、ます……」
『えっ…？いやいやそんな！！大丈夫です！』
「いや、俺が送りたいだけなので…こんな時間に一人は危ないですし。」
『え……いや、でも……』
『じゃあ…お願いします。』
良かった……あと少しでもAさんといられるだけでめっちゃ嬉しい。
『えと…〇〇駅です。』
「じゃ、行きましょう。」
歩きだしてから数分。何か気まずい。無言が続いている。
「あ、あの………」
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作者名：Mearu | 作成日時：2020年7月3日 12時
