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それから高校を卒業した私と蓮は、進学する大学が違かった。
二人の関係は、自分で言うのもなんだけど良かったと思う。
でも、私は一つ心配があった。
蓮はジャニーズJr.なのだ。
いつかは………なんて考えたくない事を閉じ込め、いつか来るであろう時期に目をそむけながら過ごしていた。
けれど、世の中は思い通りに進まない。
それはある日の事。突然、
「ねぇA、俺らもう終わりにしよう。」
『嘘でしょ、冗談やめてよ。』
「本当なんだよ。もう疲れた」
『なんで!他に好きな人ができたの?』
「そんなんじゃねえって。これまでありがと
な。」
『ねぇ蓮待って!!!』
私はただ、蓮の背中を泣きながら見つめる事し
か出来なかった。
そう。これが恐れていた事。
私がちゃんとしてれば…話し合っていれば…
なんて、自分を攻めてばかりだった。
蓮と過ごしたかけがえのない日々が、あんなにも突然に終わるなんて………
そのショックは大きくて
それからというもの、全然立ち直れなかった。
何にも手につかない。
もちろん連絡先は全て消されている。
私の中で蓮って凄く大きな存在だったんだな……と思った。
そんな時に見つけたのがSnowManだった。
見ているだけで笑顔になれて、どんどん好きに
なっていった。
もう蓮のことは忘れよう、と立ち直ることが出来た………と思う。
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作者名:Mearu | 作成日時:2020年7月3日 12時