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『ただいま〜！』
「おかえり」
『蓮くんも、おかえり！』
ルンルンになりながら家に帰り、今日は俺の家に泊まるであろう蓮くんに抱き付く
「テンション高くない？笑」
『蓮くんやって、顔がいつもより明るいで？』
まあ、あんな結婚式見てもうたら、誰でも嬉しくなってまうよな
ほんまに2人とも幸せそうやったもん
『で、明日は蓮くんの引っ越しの手伝いか〜』
「あ、そーだった」
『起きれへんかったらごめんな』
「荷物は運んであるし、あとは荷解きと整理だけだから大丈夫だよ」
ポンポンと俺の頭を撫でてくれる、優しい蓮くん
好きやな〜、ほんまに大好きや
『改めて、卒業おめでとな』
「康二もお疲れ様」
『んっ』
甘い甘いキスが落とされて、自然と頬が緩む
お酒を飲んでいたことも相まって、俺の機嫌はどんどん良くなっていく
『ほんま、好きを仕事にするって凄いことやで』
蓮くんの就職先は、大手スポーツメーカー
もちろん、サッカー用具も扱っとる有名なところ
「それなら康二もでしょ、カメラマンなんだから」
『見習いからやけどな』
俺は趣味で続けとったカメラの腕を買われ、アシスタントからやってみないかと誘われたんや
もともとカメラの仕事やりたい思うてたから、迷わずに頷いた
人生って、何が起こるか分からんもんやな
『ほなもう遅いし、早う風呂入って寝ようか』
「そうなんだけど、」
『ん？』
お風呂を沸かしに行こうとした俺の腕を蓮くんが引いて、お互い真っ直ぐと向き合う形になった
「言いたいことあるんだけど、いい？」
『お、おう？』
いつになく真面目な顔で、俺の心臓は「まさかまさか」なんて言いながら大騒ぎをする
そして目の前の蓮くんも、俺と同じくらい緊張したように喉を鳴らした
「向井康二さん」
『は、はい！』
両手で肩をホールドされて、俺の全身に力が入って強ばるのが分かった
おお、これはこれは
ほんまに来るんとちゃうか！？
期待の眼差しを向けながら、蓮くんからの言葉を待っとると
スローモーションのように唇を開いた
「俺と一緒に、暮らしてください」
『へ？』
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スメシ - ぬおさん» コメントありがとうございます。返信遅くなってしまい申し訳ございません！お酒も飲んだことないお子ちゃまで背伸びしすぎましたが、楽しんで頂けて幸いです！お気になさらないで下さい！私も誤字脱字ばっかりなので笑。 (2021年9月20日 20時) (
レス) id: d18bd80c72 (このIDを非表示/違反報告)
ぬお - あ。誤字ってしまいました！読んだことがあるお話で運命？！と思ったという話です…すみません… (2021年8月23日 17時) (レス) id: 0b5ba9310b (このIDを非表示/違反報告)
ぬお - おしゃれすぎます…ゆりぐみにもめめこじにもきゅんきゅんしました…！最高ピーマソ！カクテル言葉っていうのがロマンチックです…スメシ様の作品を探して読んだら読んで、好き好き思ったお話で運命！？とか思っちゃいました… (2021年8月23日 17時) (レス) id: 0b5ba9310b (このIDを非表示/違反報告)
スメシ - スーさん» コメントありがとうございます。いえいえ、遅いも早いもないです！お話を読んでいただいて、コメントまでしてくださるなんて、作者にとっては感無量です！スー様からの応援、いつも励みになりました！本当にありがとうございました！ (2021年4月23日 20時) (レス) id: 9a5e6b609c (このIDを非表示/違反報告)
スー - 完結おめでとうございます！！遅くなってしまいすみません…お話を読んでいけばいくほど引き込まれました。完結まで、お疲れ様でした！ (2021年4月22日 22時) (レス) id: 8ab2b29f53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スメシ | 作成日時：2021年4月12日 0時
