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「康二、帰るぞー」
『はいよ〜』
楽屋に戻れば、椅子に座ってスマホを弄っていたふっかさんの声が掛かった
荷物の整理をして、2人仲良く楽屋を出ると
「あのさ、帰る前に_____________ 」
『ふっかさん！』
「な、なに！？」
俺は何かを言い掛けたふっかさんの言葉を遮って、両肩を勢いよく掴んだ
多分、今日言わな終わると思うて
『今日はやりたい所あるから、1人で帰る！』
「え、は？どこに？」
『めめの家！』
「あ、はい」
ふっかさんは怒る思うたけど、なんか安心したように笑った
そういえば、ふっかさん何か言いかけてたよな？
話を聞こうとするが、なぜか首を横に振られた
「今は夕暮れ、まだ会うには早いかもな」
『へ？』
「なんでもない、早く行け」
ふっかさんはそう言って、俺の背中を力強く押した
『ふっかさーん！大好きやで〜！』
「はいはい、行ってこい」
そのままスキップしながら現場を出ていく
外に出れば、ほんまに夕暮れで、空はオレンジ色に包まれている
『あれ？』
震えるスマホを手に取ると、舘さんの店から連絡が来ている
慌てて出て、スマホを耳に当てると
「もしもし、康二？」
大好きな君の声
『め、めめ？』
「うん、久しぶり」
嬉しくて切なくて、視界が潤む
泣くな、俺
今泣いたらめめに会った時どないするんや
自分を奮い立たせようと首を左右に振ると、スマホから息を呑む音が聞こえた
「日没、BAR・polar night で待ってます」
『えっ』
「来てくれるまで待ってるから」
俺たちの、第二の始まりの場所
もし終わるとしたら俺もそこがええ
『行く、絶対行くから』
「…ありがと」
約束を結べば、そこで会話は終わって通話も終了した
日没、か…
夕暮れが夜に染まる、
俺とめめが交わる時間
って、俺はポエマーか！！笑
心の中でノリツッコミをして、気持ちを一新させようと頬を叩いた
『撮影後やし、風呂入って着替えてから行くか』
君に会うなら、最高の俺で
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スメシ - ぬおさん» コメントありがとうございます。返信遅くなってしまい申し訳ございません！お酒も飲んだことないお子ちゃまで背伸びしすぎましたが、楽しんで頂けて幸いです！お気になさらないで下さい！私も誤字脱字ばっかりなので笑。 (2021年9月20日 20時) (
レス) id: d18bd80c72 (このIDを非表示/違反報告)
ぬお - あ。誤字ってしまいました！読んだことがあるお話で運命？！と思ったという話です…すみません… (2021年8月23日 17時) (レス) id: 0b5ba9310b (このIDを非表示/違反報告)
ぬお - おしゃれすぎます…ゆりぐみにもめめこじにもきゅんきゅんしました…！最高ピーマソ！カクテル言葉っていうのがロマンチックです…スメシ様の作品を探して読んだら読んで、好き好き思ったお話で運命！？とか思っちゃいました… (2021年8月23日 17時) (レス) id: 0b5ba9310b (このIDを非表示/違反報告)
スメシ - スーさん» コメントありがとうございます。いえいえ、遅いも早いもないです！お話を読んでいただいて、コメントまでしてくださるなんて、作者にとっては感無量です！スー様からの応援、いつも励みになりました！本当にありがとうございました！ (2021年4月23日 20時) (レス) id: 9a5e6b609c (このIDを非表示/違反報告)
スー - 完結おめでとうございます！！遅くなってしまいすみません…お話を読んでいけばいくほど引き込まれました。完結まで、お疲れ様でした！ (2021年4月22日 22時) (レス) id: 8ab2b29f53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スメシ | 作成日時：2021年4月12日 0時
