雪娘は淫魔

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目黒side


　ちょうど俺以外のメンバーが全員


　コンビニやら自販機へやらトイレやらと


　外に出て行った時


ラ「大変！Aちゃんが！」


　ラウールが血相を変えて飛び入ってきた


目「Aがどうした？」


ラ「すっごく苦しそうで、、

　 多分発作だと思う！！」


目「おっけ、すぐ行く

　 俺がAの所行ってくるから

　 ラウールは保冷剤できるだけかき集めて！」


　前にふっかさんから


　発作の時はとにかく体を冷やさないといけないと


　聞いたことがある


ラ「了解！！」


　俺は楽屋へ全力で走る


目「A！」


　楽屋に入ると


　息を荒くして横たわっているAがいた


目「あっちぃな」


　Aを抱きかかえると


　ありえないくらいの熱を持っている


　すかさずAに口づける


　いつもならAから


　舌を絡めてくるのに


　今は口さえ開かない


目「口開けて」


　いったん話して顔を見て言うが


　Aは目の焦点が合っていなく虚ろだ


目「くそっ」


　これはヤバイと思い


　無理矢理ぐいっと舌でこじ開け


　キスというよりは唾液を流し込む


　『んっ』


　ごくっと喉を鳴らしたのを確認して


　様子を伺う


目「どう？ちょっとマシ？」


　コクリとうなずいたけど


目「まだ体熱いな」


　いつもの低体温からすると


　相当体に負担がかかっているだろう


ラ「保冷剤持ってきた！」


　ラウールが大量の保冷剤を抱えてきた


目「さんきゅ」


　Aの膝裏に手を入れて持ち上げ


　ソファにゆっくり寝かせる


目「首あげるよ」


　首を少し上げて


　首の下に保冷剤を置く


目「服めくるから」


　わきの下やら背中やらと


　とりあえず保冷剤で体を冷やす


　『んぅ、、』


　苦しそうに眉間にシワを寄せる


目「しんどいよな、、」


　汗で顔に張り付いた髪をよけてやる


宮「どう？」


　メンバーが各々アイスやらプリンやらと


　Aの好きなものを持って入ってきた


目「まだ結構しんどそうっす」


向「A、、」


ラ「Aちゃん、、」


　康二とラウールは発作を初めて見て


　驚きを隠せないようだ


　正直俺も初めてで驚いている

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