雪娘は淫魔

ラウに溺愛されてます ページ15

ラウールside


ラ「Aちゃん！」


　『ラウ！お待たせ！』


　手を振りながらテコテコと小走りする


　Aちゃんは超絶可愛い


ラ「全然待ってないよ」


　今日は待ちに待ったAちゃんとのデート


　本人はデートとは思ってないだろうけど


　『どこいくの？』


ラ「んふふ、甘いものを食べに行きます！」


　『わあ！嬉しい』


　Aちゃんが前に


　キスの味に似てるから甘いものが好きって


　言ってたのを聞いて


　僕の人生初デートに誘った


ラ「じゃ、行こっか！」


　Aちゃんの手を取って


　予習してきた道のりを歩く


ラ「あ、手袋可愛いね」


　『でしょ、最近買ったの！』


　薄ピンクのふわふわの手袋だ


　きっと、僕が手をつなぐのをわかってて


　少しでも冷たさをしのぐために


　付けてくれたのだろう


　Aちゃんのさりげない優しさが大好きだ







.








ラ「ここです！」


　『えぇ可愛い〜！』


　THE女の子って感じの店


　正直入るのに躊躇する気持ちもあるけど


　Aちゃんに喜んでほしい気持ちのが大きいから


　プラス・マイナスしてもプラスの勝ち


ラ「Aちゃんどれにする？」


　『ん〜どれも美味しそう』


　これも美味しそうだし、あっこれもいい


　って小声で悩んでるAちゃんを見ると


　本当にめめと同い年なのか？


　僕と同い年の間違いじゃないのか？と錯覚する


ラ「じゃあさ、僕これ頼むから

　 Aちゃんこれ頼みなよ

　 半分こしよっか」


　Aちゃんが1番悩んでたふたつを指さす


　『え、いいの？』


ラ「もちろん」


　『嬉しい、ありがとう！』


　200点満点の笑顔を僕に向ける


　あぁ、可愛い、可愛すぎる

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