目黒さんの家政婦です (ページ2)

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　『はぁ、、、なんとか逃げ切れた、よかった、、

　でも、ここどこだろう』

　うやむやに走ったから知らない場所に出てきてしまった

　今いる場所を確認しようとスマホを出そうとしたその時

　ポツ

　頭に何か当たった気がした

　『あれ？』

　ザーーーーーーー！！！

　バケツをひっくり返したような雨が体をたたきつける

　『、、、ほんと私の人生ついてない』

　どうしよう、傘持ってないよ、、

　『コンビニは、、、』

　と思い周りを見渡してみても

　『ない』

　ほんとについてな、、、、

　『あ』

　少し先にあるマンションが見えた

　『入口で雨宿りさせてもらおう』

　残業終わりのサラリーマンたちが雨に濡れまいと急ぎ足で歩いてる中

　私は大きなキャリーケースをひきながら

　傘もささずに歩いている私を物珍しそうに見る人もいる

　『ほんと、何やってるんだろう』

　目指していたマンションについた

　『すごい大きなマンションだ、、』

　入り口前の屋根がある場所にお邪魔させてもらおう

　とりあえず今の場所を把握しないと

　『スマホスマホ、、、』

　スマホを取り出してホームボタンを押してもつかない

　電源ボタンを押してもいっこうに付く気配はない

　『え？雨で水没したの？

　もう～～～～～～～～』

　情けなさのあまりにその場でしゃがみ込む

　『はぁ、、、もうなんなの』

　これからどうしろって言うの？

.

？「ねえ、なにしてんの」