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『ここで終わりですね』


岩「そうだな」


 あれからずっと手をつないでいる


 たぶん私から水蒸気が出てるくらい


 体が熱いと思います


 『あ、お土産屋さんあります!』


岩「お、行くか」


 『照くん!

  ここにもニモがいます!』


 ニモのストラップを手に取って


 照くんに見せる


岩「そんなに好きなの(笑)」


 『大好きです!』


 ニモ嫌いな人なんていないよね〜って


 ストラップに話しかける


岩「じゃあ、お揃いで買おっか」


 私が持ってたニモと


 もう一つ新しいのを手に取って


 レジに向かう


 『え、え、』


 お揃い?照くんと?


岩「はい、どうぞ」


 うれしさと驚きであたふたしているうちに


 お会計をすましていた


 『あ、私の分の、、、』


 鞄から財布を出そうとしたら


岩「いいよこれくらい(笑)」


 『、、ありがとうございます

  チケット代も払ってもらったのに』


岩「いいのいいの

  これ、どこに付ける?」


 『んースマホにつけようかな』


 私のスマホケースは手帳型だから


 つけれるところがある


岩「じゃあ、俺はキーケースにつけよ」


 『つけました!

  私のスマホにニモ!』


岩「俺のもニモついた」


 キーケースにつけたニモをプラプラさせる


 照くんを見て


 『あの、、1枚記念に写真撮りたいです』


岩「いいよ、撮ろ」


 『やった』


 内カメラを起動させて


 縦向きにするけど


 背の高い照くんは見切れてしまう


岩「背低いな(笑)」


 かがんで私の顔の高さに合わせてくれる


 どっちかがちょっとでも動けば


 頬がくっついてしまう距離


 震える手でなんとかシャッターを押した


 『と、撮れました』


岩「またLINEで送っといて」


 『了解です!』


岩「ほかに行きたいところある?」


 『明日、同居人の誕生日なんです

  一緒に選んでくれませんか?』


岩「おっけ

  じゃあ行こっか」


 もう明るいのに


 つまずくことないのに


 照くんはまた私の手をとって歩いていく


 

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作者名:あぼかど | 作成日時:2020年1月22日 18時

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