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村「4番につけ」


 『はい』


 4番の席に向かい


 『サクラです

  お願いします』


客「おぉ〜

  新人か!

  座れ座れ!!」


 金持ちそうな小太りのおじさんの横に座る


 『失礼します』


客「可愛い顔してるなぁ」


 ガサガサの手が


 私の頬をなでる


 『、、、ありがとうございます』


客「サクラちゃんも飲みな!」


 匂いからして度数のきつそうなお酒を進められる


 、、、未成年だし


 お酒飲んだことなんてない


 『いえっ、あのっ』


 断ろうとしたら


 ふいに視界に入った村上に睨まれた


 『、、、いただきます』


 もうどうにでもなれと思い


 ごくりと飲めば


 のどが熱くなるのがわかる


客「いいね〜

  サクラちゃん!

  いい飲みっぷりだよ!」




.






 そこからの記憶はあまりない


 気が付けば帰り道の公園の前を歩いていた





.





 『うっ、気持ちわる』


 恐らく大量の酒を飲んだのだろう


 千鳥足で公園に入って


 自販機で水を買う


 『んぅーー』


 酒のせいで力が入らなくて空けられない


 『あーもう最悪』


 その場にしゃがみ込んでペットボトルから手を離す


 『、、、頭がグラングランする』


 



.







 しばらくその体制でいると


 パキっとペットボトルがあいた音がした


?「どうぞ」


 あいたペットボトルを差し出され


 『、、、ありがとう、ございます』


 受け取り、顔を上げる









 そこにいたのは








.
 


 




 『えっ、、、、、、』


 、、、、、、岩本さん

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作者名:あぼかど | 作成日時:2020年1月22日 18時

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