＿＿＿ ページ48
You side.
私の頬に添えた手は、相変わらず震えている。
わざと彼と視線を交えれば恥ずかしそうに目を逸らすの。
「目黒、緊張してるなら無理しなくても、」
蓮「やだ、」
まるで駄々をこねる子供みたいな言い方をする彼。
蓮「本当は頭ん中こんなことでいっぱいだった。でもAさんに嫌われたくなくて、ずっと隠してた。
でもごめん。もう....ちょっと、止められそうにない、」
彼はゴクリと喉を鳴らす。
「いーよ。」
私の言葉にピクリと眉を動かした彼は、恐る恐る唇を重ねた。
「蓮、」
彼の名前を呼べば、嬉しそうに目を丸くするの。
そんな表情が可愛くて、もっと名前を呼びたくなる。
蓮「名前、呼んでもらったの、初めてだ....」
彼は何かを噛み締めるように口元を緩ませる。
「だって私、蓮の彼女だもん。名前で呼んだっていいでしょ？」
なんて言えば、唇を尖らせながら一度だけ首を縦に振る。
「蓮も、呼んで？」
余裕の無さそうな彼に催促すれば、また苦しくなった息を吐き出す。
「A、」
名前を呼ばれるだけでこんなにも満たされるんだって、きっとこれが愛おしさってやつなんだって思い知った。
蓮「女の人のこと、呼び捨てで呼んだの初めて。」
さっきから、行動一つ一つに��初めて��が溢れている。
それに気付いた彼はあれも、これも、と嬉しそうにしている。
「じゃあ、ここから先のことも、初めて？」
そう言って笑えば、恥ずかしそうに目線を逸らす。
蓮「だから言ったでしょ。俺、全部初めてなの。その全部がAとがいいって思ってんの。
こんな恥ずかしいこと言わせんなって。もう、死にそうなくらい恥ずかしいんだから、」
そう言ってまた、顔を紅潮させる。
私も蓮といるとね、初めての感情が溢れて止まらないの。
だからさ、これからも全部の��初めて��を一緒に経験していこうね。
《番外編》はじめてを、君と。 fin.
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cleam(プロフ) - ユズピーさん» コメントありがとうございます🙇🏻♀️他担様にもかわいいと仰っていただけて光栄です🙇🏻♀️ (12月14日 20時) (
レス) id: e2ba919ba9 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - れれさん» れれ様、お返事が遅くなってしまい申し訳ございません……お恥ずかしながら通知を見落としておりました🙇🏻♀️初めての感想、とても光栄です。ありがとうございます☺️お二人ともたくさん魅力があって惑わされちゃいますよね…！笑 (12月14日 20時) (レス) id: e2ba919ba9 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - わらしさん» わらし様、お返事が大変遅くなってしまい申し訳ございません……お恥ずかしながらコメント通知を見落としておりました🙇🏻♀️嬉しいお言葉ありがたいです🙇🏻♀️ (12月14日 20時) (レス) id: e2ba919ba9 (このIDを非表示/違反報告)
ユズピー - 私も佐久間担だけどこのめめは可愛すぎ！！はまりそうです！！！！！！ (12月10日 16時) (レス) @page44 id: ae77a4dc6a (このIDを非表示/違反報告)
れれ(プロフ) - 初めて感想なんて書くけど、ガチでよかった。今まで見た中で過去1だった。佐久間担だけど目黒好きになりそう笑 (10月25日 7時) (レス) @page49 id: 19d9946f88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cleam
| 作成日時：2021年3月4日 14時
