＿＿＿＿４１ ページ41
You side.
彼がゆっくりと歩き出した時、私は彼の服の裾を掴んだ。
蓮「え、」
「もう、これで最後にしよう、」
苦しい。
彼が振り返ってるかもしれないのに、顔を上げることが出来ずにいる私。
蓮「やだ。」
「だから、！私がいいよって言えば、....そしたら告白するのは今日が最後でしょ、」
蓮「え....？」
「だから、目黒と付き合うって言ってんの、」
蓮「誰が、」
「私が、」
反射で涙が溜まる。
悲しいわけじゃないのに、緊張がキャパを超えて訳が分からなくなる。
蓮「え.....まじ？」
「....まじ、です、」
蓮「よっしゃあ！！」
大きな声を上げてガッツポーズをする目黒。
蓮「まじで101回目で変わった、」
「....うるさい。めんどくさいからしょうがなく、だから。」
そう言えば、彼は嬉しそうに私の腰を寄せた。
蓮「かわい。そういう素直じゃないとこも好き。」
「....はずかし、」
蓮「照れすぎ。」
本音を打ち明けるって、こんなに体力のいることなんだ。
蓮「あー....Aさんだ、」
ぎゅっと抱き締めた彼は、私の存在を確かめるようにスンッと首元で鼻を動かす。
蓮「香水、変えてないんだ。」
「たまたまストックがあっただけ。」
蓮「ふーん、そっか。俺この匂い好き。」
「どれ使ってるか知ってるんだから同じの買えばいいのに。」
蓮「んーん。Aさんがつけてるから、Aさんが俺にかけてくれてるから好きだったの。」
なんて優しく微笑むの。
蓮「ねぇ、キスしたい。」
「な、に、急にグイグイくるじゃん。」
蓮「キス、していい？」
「....もう彼女なんだから、許可なんかとんな、バカ。」
蓮「やっぱ可愛い。」
なんて余裕そうに笑った目黒。
なのに、私の頬に添えた手は微かに震えていて。
あぁ、あの時の目黒のままだって、とてつもなく愛おしくなってしまって。
思わず私から唇に触れたんだ。
蓮「っ、！」
「すき。」
蓮「え、」
「私も、あの時からずっと好きだったよ。」
素直な言葉をぶつければ、彼は顔を真っ赤にして口をきゅっと結ぶ。
ねぇ、目黒。
ずっと言いたかったことがあるんだ。
私のこと、ずっと好きでいてくれてありがとね。
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cleam(プロフ) - ユズピーさん» コメントありがとうございます🙇🏻♀️他担様にもかわいいと仰っていただけて光栄です🙇🏻♀️ (12月14日 20時) (
レス) id: e2ba919ba9 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - れれさん» れれ様、お返事が遅くなってしまい申し訳ございません……お恥ずかしながら通知を見落としておりました🙇🏻♀️初めての感想、とても光栄です。ありがとうございます☺️お二人ともたくさん魅力があって惑わされちゃいますよね…！笑 (12月14日 20時) (レス) id: e2ba919ba9 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - わらしさん» わらし様、お返事が大変遅くなってしまい申し訳ございません……お恥ずかしながらコメント通知を見落としておりました🙇🏻♀️嬉しいお言葉ありがたいです🙇🏻♀️ (12月14日 20時) (レス) id: e2ba919ba9 (このIDを非表示/違反報告)
ユズピー - 私も佐久間担だけどこのめめは可愛すぎ！！はまりそうです！！！！！！ (12月10日 16時) (レス) @page44 id: ae77a4dc6a (このIDを非表示/違反報告)
れれ(プロフ) - 初めて感想なんて書くけど、ガチでよかった。今まで見た中で過去1だった。佐久間担だけど目黒好きになりそう笑 (10月25日 7時) (レス) @page49 id: 19d9946f88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cleam
| 作成日時：2021年3月4日 14時
