＿＿＿＿３５ ページ35
You side.
「好きな人、いるんだ。」
蓮「はい。ずっと好きですね。」
「....誰？」
蓮「言えるわけないじゃないですか。だって、もう5年も経つのに未だに手が震えてるんですから。」
そう言いながら、ぎゅっと手を握り締める目黒。
「そんなに好きなんだ。一途だね〜」
聞きたいような、聞きたくないような。
相対する感情がぐるぐるとしてしまい、私は気を紛らわす為に足元の草を爪先でいじった。
「でもさ、もう変わんなきゃダメだよ。目黒は、もう昔の目黒とは違うんだから。」
蓮「もう自分に嘘はつきたくない、とは思ってるんですけどね。」
「そんな怖がんなくたって大丈夫。変わるのも悪くないよ。もし一歩が踏み出せなくて困ってるんだったら私がまた手伝っ、」
��私がまた手伝うから��
そう伝えようと顔を上げると、目の前には彼の顔があって。
柔らかくて弾力のある感触が唇に触れた。
「え、」
蓮「一歩踏み出してみたんすけど。どうっすか、」
「どう、って、」
急に顔が熱くなり、心臓が暴れ始めた。
冷静に判断するのが得意だったはずなのに、今は残った感触と目の前の目黒の顔が頭を支配して何も考えられなくなってしまう。
何が起こっているのか、分からなかった。
蓮「間違ってた？」
「え、いや、っその、」
私は何故か居た堪れなくなって立ち上がった。
「ごめん目黒、私、用事思い出し、」
蓮「やだ。行かないで。」
後ろから包み込まれる感覚。
彼の高い体温が背中を伝い、体が熱くなる。
「ち、違うじゃん、！練習でしょ？好きな子に好きって言う為のさ、」
蓮「違うよ。」
「え....」
蓮「俺が好きなのは、Aさん。」
幻聴？
それともこれは夢？
そう頭に過ぎったけど、熱すぎる体温が、苦しい程に暴れ回っている心臓が、嘘ではないことを証明していて。
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cleam(プロフ) - ユズピーさん» コメントありがとうございます🙇🏻♀️他担様にもかわいいと仰っていただけて光栄です🙇🏻♀️ (12月14日 20時) (
レス) id: e2ba919ba9 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - れれさん» れれ様、お返事が遅くなってしまい申し訳ございません……お恥ずかしながら通知を見落としておりました🙇🏻♀️初めての感想、とても光栄です。ありがとうございます☺️お二人ともたくさん魅力があって惑わされちゃいますよね…！笑 (12月14日 20時) (レス) id: e2ba919ba9 (このIDを非表示/違反報告)
cleam(プロフ) - わらしさん» わらし様、お返事が大変遅くなってしまい申し訳ございません……お恥ずかしながらコメント通知を見落としておりました🙇🏻♀️嬉しいお言葉ありがたいです🙇🏻♀️ (12月14日 20時) (レス) id: e2ba919ba9 (このIDを非表示/違反報告)
ユズピー - 私も佐久間担だけどこのめめは可愛すぎ！！はまりそうです！！！！！！ (12月10日 16時) (レス) @page44 id: ae77a4dc6a (このIDを非表示/違反報告)
れれ(プロフ) - 初めて感想なんて書くけど、ガチでよかった。今まで見た中で過去1だった。佐久間担だけど目黒好きになりそう笑 (10月25日 7時) (レス) @page49 id: 19d9946f88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cleam
| 作成日時：2021年3月4日 14時
