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「…もう警察はいいんです。」
“お前は撃てない”
目黒に言われたあの時の光景が浮かぶ。
向いていなくても、別にいい。
でも、やりたくないことを続ける意味はない。
あの日、私は、警察を辞めようと思った。
「そっか…」
ふっかさんの、少し沈んだ声。
「なんかあったらいつでも電話しろよ、」
「はい」
「ア〜〜〜心配だ！
A、ちゃんとやっていけるかなあ〜
Aは正直で真面目で鈍感だから…まぁそこが可愛いんだけど…」
「何が言いたいんですか！」
「ヘンな男に引っ掛かったらどうしよう……ア〜心配だよおれ…」
「チッ」
「…舌打ちした？今」
「しました」
「お前らはほんとに…………
可愛い後輩だよ………」
最後、泣いてるように聞こえたのは、たぶん気のせいだ。
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作者名：はな | 作成日時：2021年8月1日 14時
