sideK... ページ17
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A....いや清水さんと仕事して
すでに3ヶ月が経った。
最初の頃は、Aとごっちゃになりそうで、会う度に混乱してたけれど、俺の中でAと清水さん、名前と苗字に分けることで2人は別人だって区別をした。
そして、清水さんに会えば会うほど
Aとは違うことに気づいて.......
清水さんの仕事に対する真面目さや、
どこか負けず嫌いなところ、
職場の人達と楽しげに会話してる様子
Aではみたことがない姿に
仕事を忘れて見入ってしまってたこともあった...
「..........やまさん？」
「・・・」
「北山さん・・・・？どうしましたか？」
「...あっ！いや、すみません。ぼーっとしてて...」
やべぇな。
さすがに、見過ぎだわ。
今夜は収録が終わったら夜にAと会う予定。
久しぶりに会うし、、、
なんか今はAと清水さんの2人のことを思い浮かべてる自分がいる
だから.......なんか確かめたかったのかもしれない
俺の気持ちを....
＊＊＊
ガチャ....
パタパタパタ__
「みっくん、おかえりー」
抱きついてくるA
顔が見たくてギュッと抱きしめてから
体を少し離すと
そこにあるのは愛しい人の顔....
「みっくん.........」
「ん？」
弱々しい声のAにどうしたのかなって思っていたら
「.......しよ？」
珍しくAから誘ってきた
しかも帰ってきてすぐに
今までこんなことなかったし、
どうしたのかなって少し心配になる
たしかに最近会えてなかったけれど......
だけど
Aのほんのり紅い顔、涙目、薄く開いた唇....
俺の理性は一気に吹っ飛んで
そのまま寝室に腕を引っ張っていった
「.......ンん....ｱｯ!!!」
「..はぁ.....あぁ...」
たくさんの甘い声を響かせて
何度も何度も求めた
頭の中に浮かぶもう1人の人物を消すために
目の前の彼女だけを俺が求めるために
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作者名：Tom | 作成日時：2020年4月11日 23時
