秘蜜の時間。

秘蜜の語り場。 ページ6

＊ビアガーデン

今日はシゲと会うためにビアガーデンに来ている。

慶ちゃんと一緒に行く約束をしたが、慶ちゃんは急な仕事が入ってしまい、今日は会えないとメールが来た。残念…




『シゲ、まだかな…』

やっぱり芸能人は忙しい。

もう少ししたら来るだろう。



〜5分後〜

『A！遅れたわ、ごめん』

『大丈夫、ちょっとしか待ってないから！
お仕事お疲れ様。…』






『今日さ、あっちの方で花火の打ち上げするらしいんだよね。しっぽり酒でも飲んだ後にさ、…ちょっと見ない？』

『おぉ〜♪ そうなんだ！
見に行こうよ！
…それにしてもシゲが花火見に行こうなんて言うの、珍しいね笑』

『ん？あぁ…、まぁ、別に、たまにはいいじゃん笑』

頭をくしゃっとかきながら、そして笑ってごまかすようにシゲは言った。




『ねぇ、見て！これぐでたまのバック！笑
このあいだソラマチで買ってきた！』

『あ〜、ほんとだ笑
“冒険とかムリ…”だって。
かわいぃじゃん笑』

『あは笑 …でも、ぐでしげも可愛いよ？』

『それで呼ぶなよ笑
まぁ自分からぐでしげって言ったんだけど…笑』









＿＿ほろ酔い気味になったシゲは、こんなことを聞いてきた。


『なぁ、A。
……Aって、彼氏いんの？』

目をそらしながらシゲは言った。


え…？
シゲにこういうこと聞かれたのはじめて…
今日はなんか、積極的だね笑


『え、あ、彼氏！？
…いないよ？』

『ふーん、そーなんだ、、』

『どうしたの？笑
じゃあシゲは、彼女いるの？』

『いねぇよ…』

『んー、そうなんだ。じゃあ好きなタイプは？』

『タイプは…んー、まぁ色々あるけど、
言うならばうなじがフェチ、かな…』

『へぇ〜、フェチ教えてもらった笑
そーいえばさ、ライブでうなじの毛の
こと{うなげ}って言ったんでしょ？笑笑』

『ハッハッハ
それめっちゃ笑われたんだよね、笑
てか、なんでお前知ってんの？笑』…

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