・（大介Side） ページ12
大介Side
みーんーなー！
おはよーピーマンっ！！
目黒家のアニメオタク代表、五男の大介でーすっ！
アニメだいすきなんだけど、深夜アニメのリアタイは、母ちゃんにダメって言われてるんだぁ…
でもね、たつにぃは、夜遅くまでゲームしてるのに、怒られないんだよ？
ずるくなーい？
早く、大きくなりたいなぁ！！
亮愛「大介〜、康二〜、ちょっとこっちきて？」
康二を抱っこしていると、大号泣の真都を抱っこした母ちゃんに手招きされる。
大介「かぁーちゃん、なにー？」
康二「まい、なんで、ないてるん？」
亮愛「真都のラウがなくなっちゃったんだって…どこいったか知らない？」
大介「見てないでやんすよー」
康二「こーちゃん、みてへんよぉ…」
亮愛「そっかー。どこいっちゃったんだろね…」
なんて、悲しい顔をする母ちゃん。
母ちゃんの悲しい顔なんて、見たくないよ。
大介「よし、真都、にぃにがさがすでやんすよー！」
康二「こーちゃんに、まかせときぃ！」
真都「んっ…ぐすっ」
亮愛「真都、にぃにが探してくれるって。よかったね〜！大介、康二、ありがと」
真都の頭を撫でると、母ちゃんが俺と康二を抱きしめてきた。
んふっ、母ちゃんのにおい、やっぱり落ち着く〜
よーし、ラウを探すぞー！
大介「おーい！ラウちゃーん、出ておいで〜」
康二「かくれんぼ、あかんよぉ？」
康二と手を繋いで、布団をめくったり、ベットの周辺を見たけど、見当たらなかったでやんすよー。
大介「さては、この下なのか？……あ！あった！」
康二「あっ、ラウ！しょんなとこで、かくれんぼ、だめやでぇ！」
ベットの下の奥の方を見ると、ラウが寝っ転がっていた。
でも、これ手を伸ばしても、俺たちじゃとれないや…
大介「母ちゃーん、取って！」
亮愛「えっ、どこ？……あ、あれか！
ベット動かすから離れてね？」
大介・康二「はーい」
母ちゃんが、動かしてくれたベットの隙間に入って、ラウを救出し、埃を払って、渡してあげる。
康二「ままぁ、ほこりたんっ、しゅっごい、ごいごい、ごいごいすぅー！」
亮愛「あ、ほんとだ…！ここだけサボってたかも。」
真都「まっまぁ、めっ！」
亮愛「ね？お掃除しなきゃ、だねぇー」
涼太「母さん、翔太起きないんだけど…」
声がした方に振り向くと、疲れた顔をしたりょーたにぃが立っていた。
およよ？
どうしたでやんすか？？
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