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1年も付き合って、今まで何を言われても傷つくってことなかったのになぁ




重い足取りでバイトに向かった。
私がやってるのは、居酒屋のバイト。
こんな所でバイトしてるなんて言ったら、樹くん怒るかな。いや、興味無いか。





「ほら、はやく!混んできたからはやく着替えて!」



そう言ってるのは、1個上の先輩の照くん。1個上なのにひーくんなんて呼べちゃうぐらいの仲になった。めっちゃ面倒見いいんだよね。



「あ〜だるいだるい、お、Aやっときたか、これ持って行って」



全く店長は人使いが荒いなぁ。でも、バイトの人はみんなふっかとかママ〜なんて言っちゃうぐらい。口も悪いし、人使いも悪いけど、めっちゃいい人。




「AHAHAHAHAHAH!!おっさん、それはないっすよ〜」




奥でお客さんと大きな声で笑ってるジェシー。一応タメだけど、おしゃべりばっかりで全然仕事しない。見ての通り。



私が結構シフト被るのはこの3人と他の女の子ぐらいで、小さくこじんまりしてる居酒屋だけど、結構人気らしい。



だんだん遅い時間になると、人もだんだん減ってきて、一息つくことが出来た。




ジ「あ、最近人気の子だ!」



男でもかっこいいと思うよね〜なんて言いながらジェシーがテレビを見てるもんで、見上げてみると、最近人気のメンズモデルの特集みたいなのをやってたらしい。



『へぇ〜そんな人いるんだ。』



ジ「え!?知らないの?目黒蓮。」



『知らない。』



ジ「へぇ〜知らないのか。珍しいな。」




目黒蓮。か、まぁ私には、モデルの人なんて無縁だよね。
そう思いながら、残りの勤務に向かった。

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作者名:rin | 作成日時:2020年6月13日 15時

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