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「Aの好きなようにしたらいいと思うよ」


そう言ってくれるひーくんは優しくて強い。


『ひーくん、ありがとう』


きっとひーくんも私に黙ってること、キツかっただろうし、苦しかったと思う。





バイトを終えて、真っ直ぐ真っ直ぐ蓮くんを思いながら走って自分の家にもよらず、蓮くんのインターフォンを押した。


いるかもわからないのに、会えることを願って。





「はい?誰ですか?」




『私!A』




「ごめん、まだ会う覚悟が出来てない」



『お願い、あけて。伝えたいことがあるの』



「壁越しじゃダメなの?」



『ダメ!これだけは顔を見て言いたい。お願い』


ガチャ……



「A……」



『あのね!蓮くん!聞いて!!』



「わかった、落ち着いて、ね?」



『うん、ごめん、聞いてくれる?』



「わかった、とりあえず中入って」



『わかった』



______________________________


「ごめんね、聞くよ」



『蓮くんのこと、誰がなんと言おうと、私は信じるし、絶対裏切らないし、どこにも行かない!!』



『蓮くんが、有名な人であるのも分かってるし、ファンも沢山いるのもわかってるつもり、昔みたいに自分より仲間を大切にすることもわかる、だけど私は蓮くんのそばにいたい。』



『蓮くん、す「待って」




「俺から言わせて」

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作者名:rin | 作成日時:2020年6月13日 15時

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