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『え……?』



「俺、Aのこと忘れたことなかったよ」




『わ、私の事??』



「うん、だから… 樹「A??」



『え、樹くん?』


樹「ごめん、寝ちゃてたみたいだわ」



『うん、大丈夫だよ』



「ごめ、終電ないから泊まらせて」



『わかった』



「シャワー借りていい?」



『いいよ』



樹くんがシャワー浴びている間、私は蓮くんのことが気になった



『蓮くん、ごめん』



「彼氏?」


『いや、違う』


「じゃあなに?」


『元カレ…』


「そっか」


『あのねっ、蓮くん、私、もちろん蓮くんのこと探してたよ。でも、壁越しにいる君の本心が1番知りたかったんだよ。』



「ごめんな、待たせて」


『ううん、大丈夫』



樹「A…?誰と話してんの?」


『じゅ、樹くん?』


「なぁ、俺ともう一度やり直さない?」


『樹くん、何言ってんの?』


「別れた時から女関係全部切ったし、もうあんなことしないから。Aのこと忘れらんなかった」


『ごめん、もう樹くん遅かったよ』


「だよな、ごめんな」


『でも、樹くんに幸せ沢山貰ったから、たくさんのこと経験出来たよ。ありがとう。これからさ、友達としてやっていけるかな』


「うん、もちろん。」


『私ね、今1番大切な人に出会えたの。これからは、自分自身を守るだけじゃなくて、この人を守りたいって思ったんだ。』


「よかったな、俺は応援する」


『ありがとう、樹くん。』

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作者名:rin | 作成日時:2020年6月13日 15時

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