今日も壁越しで (ページ23)

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学校が始まって、久しぶりに慎太郎と会う。

「よっ！A！」

『あ！慎太郎！久しぶり～！！』

「なんか前よりスッキリした顔してんな！！」

『どゆこと～！？』

「え～なんでもないっ！なぁ、今度さ、俺の知り合いでさ、飲み会あるんだけど、参加しない？？」

『え～いいけど』

「んじゃあ！決まりな！」

樹くんと付き合ってた頃は飲み会なんて行かせてくれなかったし、色んな人と話すのも気分転換になるなって思って、返事をした

だけど、着いた時には後悔しても遅かった。

『ねぇ、慎太郎、ここ私のバイト先。』

「えぇ！？俺の友達がここで働いてるからさ！いいってなったんだけど！」

『ねぇ、もしかしてさぁ、それってジェシー？？』

「うん！そうジェシー！俺とジェシーの他にあと4人来る！」

『そうなの！？聞いてない！ちょっと！友達呼ぶ！』

「いいよ～～！」

たまたま予定がなかった友達に電話をかける。

嶺「Aどうしたの～？」

『ちょっと緊急事態！飲み会女ひとりなんて嫌！来て！イケメンいるから！』

嶺「はぁ、しょうがない、イケメンいるなら行ってあげる」

私のバイト先から家が近いため、20分程度で着いた嶺。

入口で一緒に待ってくれてた慎太郎の事見て、あんなにいやいやだった嶺が

嶺「かっこいい、、、」

なんてめちゃくちゃ惚れてました。

慎「じゃあ行こうか。」

『うん。』

この後、もう二度と会うことなんてないであろう人と再開してしまうことになる。