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重い足取りで家に着くと







ガラガラガッシャーン







隣からもの壊してるの?っていうぐらいの音が聞こえてきた。








あ、今日の朝も騒がしかったのって、今日となり引っ越してきたのかな。









夜になっても樹くんから全然連絡が来ない。






実は全部知ってる。
樹くんが前からずっと浮気していること。
これまで3回も樹くんの浮気も許してる。





"俺を捨てないで"





そう言った樹くんの言葉が頭から離れなくて、結局私は樹くんに依存してしまっていた。






ダメだとわかってながら、都合のいいように演じて、樹くんのそばにいたいって思う。








『はぁそろそろ疲れたなぁ』








コンコンっ






え?今隣からノックされた?でもなんかの間違えかな。







コンコンっ







『はい?』







「あ、やっと反応した、俺、今日から隣に引っ越してきました〜よろしくお願いします〜」







『あっはい、よろしくお願いします』





普通、壁越しで話すかよ、不思議な人だなぁなんて思って時計を見る




もう既に日付を超えた時間になっていた。

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作者名:rin | 作成日時:2020年6月13日 15時

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