バイト先で元彼と再会したお話【伏黒恵】 (ページ8)

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｢～♪～♪｣

『やばい。あの五条悟がコンビニで楽しそうにお買い物してるよ。』

｢あっ…そう、だな。｣

実はこのコンビニには甘いお菓子やとにかく甘い系が沢山置かれている。
まるで五条悟のためのコンビニのようだと大ファン(A)は悟る。

｢というか、五条先生のファンだったなんて…俺知らなかった…。｣

『そりゃあ…ねぇ』

｢もしかして…五条先生と少しでも近づくために…付き合ってた……｣

『はぁ？！な訳ないでしょ！！』

まさか伏黒から付き合ってた頃の話をするとは思ってもみなかった。
Aの言う通り、五条と近づくためにその生徒と交際をするなんて最低女ではない。

だからって、伏黒と付き合ってた理由なんて口が裂けても言えないけど───。

｢ん～どっちのレジにしよっかなぁ！｣

(五条さんほら。こちらへどうぞ。)

｢よし！こっちの女の子のレジにしよっと！｣

(ﾝｵｵｯｼｼｬｧｧｧｧｱｧｧｱｱｱｱ!!!!!)

心の中でガッツポーズをしたAは丁寧に商品をスキャンした。
そういえばと思い出したAは

『五条さんって甘党なのにたばこ吸うんですね。』

『もしよかったらお出ししましょうか！』

伏黒がまだ働いていない時に五条先生が吸うからといって煙草を買って言った記憶を思い出した。

｢えぇ？俺吸わないよ？｣

｢てか、吸ったことないし！｣

｢…ちょっA｣

『…恵く、ん？』

3人の中で突然不穏な空気に陥た。