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｢チャニヒョンっ…｣
どれほどの時間が過ぎただろう
いつの間にかチャニヒョンに抱きしめられて
背中をさすられて、その暖かな温度が心地よかった
BC｢落ち着いた？｣
首を縦にふる
正直まだ上手く呼吸ができないけど
それでもヒョンに話さなければいけないと思った
｢ヒョン、最近僕変なんです｣
随分前から眠れないこと、
ぼーっとするようになったこと、
何もやる気が起きないこと、
自分はこの世界に必要なのかと思うようになったこと、
思いつく限りの言葉を並べて
また泣きながらチャニヒョンに伝えた
BC｢なんで今まで我慢してた？｣
BC｢なんで1人で耐えてきた？｣
｢だって、僕よりチャニヒョンの方が大変だしっ…｣
｢僕が大変だなんて言うのは、申し訳なくてっ……｣
｢いつも笑っていれば、どうにかなるだろうって…｣
あのな、と僕の肩を掴み
無理やり目を合わせるヒョン
BC｢お前はもう頑張りすぎなんだよ｣
BC｢いつも周りのことばっかり考えて、自分のことは後回しで｣
BC｢いいか、他人のものさしで自分の辛さを測っちゃダメなんだよ｣
ヒョンに言われて気がついた
僕、頑張ってたんだ
マンネだから、いつも笑っていればいいと思ってた
つらい人の助けになればいいと思ってた
BC｢お前がつらい、苦しいと思ったら、それは他人と比べることでは無いんだよ｣
BC｢自分の口で、言えるか？｣
僕、僕は……
｢つらいです、助けてほしいっ…｣
よく言ったと言わんばかりに
チャニヒョンはきつく僕を抱きしめて
また僕は泣いてしまった
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爽(プロフ) - ヤギさん» コメントありがとうございます！作品作りへの励みになります嬉しいです(♡) (2023年2月6日 2時) (
レス) id: b40ebeab14 (このIDを非表示/違反報告)
ヤギ(プロフ) - とても好きです！！！楽しく読ませていただいてます！ (2023年2月6日 0時) (レス) id: cd34ba817a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：爽 | 作成日時：2023年1月29日 23時
