33 お姫様 ページ33
新「失礼しまーす」
新がやる気のない声で葵の部屋に入るとそこにいたのは春と葵。テーブルを囲んで優雅な朝のティータイム。そこには、わたしのカップと新のカップも用意されていて、新が椅子を引いてくれる。
葵「おはようございます、Aさん。新が何かしでかしませんでしたか?」
『着替え中にノックなしで入ってくる以外は何もなかったよ』
葵「…!?新!?何してるの?」
新「あ、いや…俺的にはラッキースケベ的な朝からまあラッキーだったなくらいのアレだったけど」
『減るものでもないしね』
春「朝から騒がしくていいね」
テーブルに紅茶の入ったカップとそれから、マフィンとスコーンが置いてあってそれを口に運ぶ。葵の部屋には甘いいい香りが漂っていた。
『アップルパイ…?焼いてるの?』
葵「あ、そうなんです。各国の王様に振る舞おうと思ってるので」
『楽しみ!葵のアップルパイおいしいもんね!』
春「Aちゃんは食べ過ぎ注意だよ!俺と一緒にある程度は各国の王に挨拶してもらうからね」
『…わかってるってば』
アップルパイ、葵のアップルパイ。まただ、このアップルパイを一緒に食べながら笑っていた人がいた。思い出せない、どうして…?
春「さあ、みんな!今日も頑張ろうね!」
春がパンパンっと手を叩いて立ち上がる。春は「先に行ってるからゆっくりきてね。でも遅刻は厳禁だよ」と釘を刺した。
『…あ、待って!春』
ドアを出て行こうとする春を引き止めた。
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衣里(プロフ) - 初めまして、全作品読ませて頂きました、懐かしくて涙が出てきちゃいました、紅縁、スクレボ、サバコレぜひとも書いて欲しいです。これからも頑張ってください (2019年10月6日 7時) (レス) id: a37957c804 (このIDを非表示/違反報告)
mel(プロフ) - みほさん» ありがとうございます。機会があれば書いてみたいなと思っていますが、円盤が出てからになるかと思います。申し訳ございません。 (2018年11月25日 19時) (レス) id: cd9818e417 (このIDを非表示/違反報告)
みほ(プロフ) - 初めまして。いつも楽しく読ませていただいてます。紅縁のストーリーを小説化してください。 (2018年11月24日 20時) (レス) id: 40d86cc87b (このIDを非表示/違反報告)
mel(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます!更新はゆっくりですがまた遊びに来てくださると嬉しいです!お待ちしております。 (2018年9月22日 17時) (レス) id: cd9818e417 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - melさんの作品全部大好きです。また新作の更新常に楽しみにしてます!!無理せず頑張って下さい! (2018年9月20日 23時) (携帯から) (レス) id: 11be993efd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mel | 作成日時:2018年7月30日 23時