24 お姫様 ページ24
『独り…？』
隼「…長い時間を独りで生きてきたんだ。そう、僕は死ねないから。でも、君に出会えて僕は幸せだ。だって…こうして、君が僕のことを気にかけてくれる。それだけで、僕はここに生きているんだって思えた」
悲しそうに目を伏せた彼。気にかけてくれる。そんな当たり前のことが、彼にとっては普通ではなかったことに気づく。
『隼？わたしはどこにも行かないよ。隼がくれた力があるから…ね？泣かないで？』
隼「…泣く？僕が…？」
『ほら、こっちみて』
彼はペリドットの瞳をわたしに向けた。涙の溢れていない瞳。彼の心が泣いている。悲鳴を上げている。もっと、たくさん自分を愛してあげて。
『…隼？隼がしていることは間違ってない。だけど…隼自身をもっともっと大切にしてあげて。じゃないと…隼が壊れちゃう』
隼「僕が壊れる…？」
『そう、ほらこっちきて』
ふわりと歩み寄ってくれる白い愛おしい人。その手を取って引き寄せれば、その細い体はわたしに体を預ける。
『…隼の心がタスケテって悲鳴あげてる。何かあったらわたしに言ってね。わたしはいつでも貴方の味方でいるから』
隼「…A」
優しく笑った彼がわたしのことを抱きしめ返してくれる。
隼「だから、僕は君に助けを求めなんだね…これはきっと運命…なのかな」
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衣里(プロフ) - 初めまして、全作品読ませて頂きました、懐かしくて涙が出てきちゃいました、紅縁、スクレボ、サバコレぜひとも書いて欲しいです。これからも頑張ってください (2019年10月6日 7時) (
レス) id: a37957c804 (このIDを非表示/違反報告)
mel(プロフ) - みほさん» ありがとうございます。機会があれば書いてみたいなと思っていますが、円盤が出てからになるかと思います。申し訳ございません。 (2018年11月25日 19時) (レス) id: cd9818e417 (このIDを非表示/違反報告)
みほ(プロフ) - 初めまして。いつも楽しく読ませていただいてます。紅縁のストーリーを小説化してください。 (2018年11月24日 20時) (レス) id: 40d86cc87b (このIDを非表示/違反報告)
mel(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます！更新はゆっくりですがまた遊びに来てくださると嬉しいです！お待ちしております。 (2018年9月22日 17時) (レス) id: cd9818e417 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - melさんの作品全部大好きです。また新作の更新常に楽しみにしてます!!無理せず頑張って下さい! (2018年9月20日 23時) (携帯から) (レス) id: 11be993efd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mel | 作成日時：2018年7月30日 23時
