オソロって憧れるよね？ ページ24
隼「ちょーっといいかな？」
『え？？』
とんでもない力でぐいぐいとわたしを引っ張り、プロセラの共有ルームからわたしを引きずり出す隼。
郁「いってらっしゃい」
『いっくん！？』
夜「どうしたの？」
郁「ああ、隼さんがね…」
いっくんが夜に何かを言いかけてる途中で共有ルームが遠くなっていった。
『待って、隼！！』
隼「待てないんだよ、僕は」
『いやいや！こら！！』
そんな叫びも虚しく、隼は寮を出て街中へと繰り出していく。仕方ないからもう諦めてわたしも隼のあとをついていくことにした。流石に引きずられながら街中を歩くのには抵抗があるからね。
隼「はい、ついたよ」
『は？』
隼が突然ピタリと止まってわたしは隼の背中に突進する形になってしまった。ふと横をみるとお洒落なブティック。中には高そうなアクセサリーが並んでいた。
『あの、隼さん』
隼「この前ね、ふらふらしてたら…」
『ああ、海が言ってた。隼がロケの休憩時間5分前になっても帰ってこなかったというあの日でしょうか？』
彼はわたしを無視してズカズカとお店に入っていく。
隼「これこれ」
あっという間にお目当であろう、リングの前に行って店員さんにとってもらってちゃっかりわたしの指に嵌めて…あっという間にレジにいた。あまりの流れ作業で何がなんだかわからなかったわたしははっとしたらすでにお店の外にいて、右手の薬指にリング。そして左手は隼に握られていて歩き出していた。
『あの…』
隼「何かお揃いのものがほしいなって思ってたんだよね」
さらっと言ってわたしはそのリングをじっと見つめた。この華奢な雪の結晶がついたようなリングのデザインどこかで…思い出してみればベッドサイドのテーブルにネックレスチェーンと一緒においてあることを思い出した。彼の胸元をみると同じデザインのリングがネックレスとしてかけられている。
隼「お揃いだね」
『あの…唐突すぎて…』
隼「ふふ、雪の結晶は僕のモチーフだけど…その白い美しい髪が銀世界を思わせるからお姫様にもぴったりだと思ったんだよ」
今日も魔王様はるんるんでした。
郁「おかえりなさい、早かったですね」
『た、ただいま…』
夜「えええええ！？Aさん！？薬指！！」
『ペアリング』
郁「え？あ、ほんとだ…最近ネックレスしてると思ってたんです」
夜「なんか微笑ましいです」
『魔王様は計り知れません』
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来栖陽香(プロフ) - サイコーです！年長さんファンになりました！始さんたちと隼たち関係性最高です！大好きです！これからも応援してます！ (2018年4月30日 0時) (
レス) id: 2a5ae7d310 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - 明けましておめでとうございます！この作品って続くんですか？楽しみに待ってます！これからも頑張ってください！ (2017年1月2日 10時) (レス) id: 4dcfad7029 (このIDを非表示/違反報告)
あらたlove - あぁ、何回読んでも最高にかっこよくて…かっこよくて…ｯ！！！なんかもうヤバイですね( ；∀；) ｶﾝﾄﾞｰｼﾀ 続きを作って下さるなら、また私の幸せタイムが増えます（笑）いや、マジで← この作品すごく大好きです(*´∀｀*) (2016年11月26日 10時) (レス) id: 3c6fe54d3b (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - melさん» 見守りましたよ！ハッピーエンド最高ですね！最後まで読めてわたしは幸せ者ですな！続き期待してます待ってます！！ (2016年11月25日 16時) (レス) id: abec577e28 (このIDを非表示/違反報告)
nana×翡翠(プロフ) - 最高のハッピーエンドですね、、、隼くんの誕生日に、こんなにも素敵な文章を読むことが出来てとても嬉しいです笑 (2016年11月24日 23時) (レス) id: 360bf5730a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mel | 作成日時：2016年9月15日 17時
