彼、霜月隼は… ページ14
わたしの彼氏はプロセラルムのリーダーの霜月隼です。どうして出会ったのか…なんて随分前に忘れてしまったのだけど、当時の彼はあんなにおかしくなかったんだよね。わたしに見せていた面は、本当にかっこいい霜月隼だった。
隼「やあ、ちょっと遅れそうなのかな？僕たちも今から出るから乗っていく？」
『え？あ、恐れ多いので…』
隼「遠慮はいらないよ。大、Aの送迎も頼むよ」
隼「隣いいかな？」
『あ、はい。この前はありがとうございました』
隼「ああ、収録は間に合ったのかな？」
『おかげで！大丈夫でした』
隼「それならよかった」
と言った感じで随分と紳士な感じだった。それ故、わたしが彼を好きになるのには時間がかからなかったんだ。だって、隼はいつも王子様みたいでかっこよくて…立ち振る舞いにも言葉にも気品とかそういう類のものがいつもあって…ああ、こんな素敵な人は世の中になかなかいらっしゃらないんだろう。って思ったんだよね。
隼「今日から僕とAは恋人同士になろう」
『え？』
なんの前触れもなく、触れてきた白い手がひんやりと冷たかったのを覚えてる。目を細めて笑う彼にわたしは当然のごとく、首を縦に振った。
それから…わたしはプロセラ階にいることをリーダーの権力という謎の発言から余儀なくされ、隼との生活が始まった。
嫌ではないんだけど、ほら…彼は突っ込みどころが多すぎて、自由すぎて、謎すぎて…手に負えなくなる時もある。
なんだかんだいいながら、常に気になっちゃうし…そういうところ負けてる気がして悔しいんだけど、多分今でも隼が好きだ。わたしが思うに、隼ってどうしようもないくらいの寂しがりやなんだよね。
『…隼はどこに行った…』
海「あー、隼なら…」
隼「やあ、お姫様どうしたのかな？僕を待っていてくれたなんて嬉しいね」
『こら！何これ！？』
隼「ああ、これからはAのグッズも集めようと思ってね。昨日、買ってきて寝てる間に飾ったんだ」
何故か彼女のグッズを買ってきて、始グッズの隣に並べて飾る辺りも本当に理解できない。でも、そんな霜月隼がわたしは好きだ。悔しいけど。
『なんで、わたしは霜月隼の彼女で…霜月隼が好きなんだ…』
海「どんまい」
『はい…』
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来栖陽香(プロフ) - サイコーです！年長さんファンになりました！始さんたちと隼たち関係性最高です！大好きです！これからも応援してます！ (2018年4月30日 0時) (
レス) id: 2a5ae7d310 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - 明けましておめでとうございます！この作品って続くんですか？楽しみに待ってます！これからも頑張ってください！ (2017年1月2日 10時) (レス) id: 4dcfad7029 (このIDを非表示/違反報告)
あらたlove - あぁ、何回読んでも最高にかっこよくて…かっこよくて…ｯ！！！なんかもうヤバイですね( ；∀；) ｶﾝﾄﾞｰｼﾀ 続きを作って下さるなら、また私の幸せタイムが増えます（笑）いや、マジで← この作品すごく大好きです(*´∀｀*) (2016年11月26日 10時) (レス) id: 3c6fe54d3b (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - melさん» 見守りましたよ！ハッピーエンド最高ですね！最後まで読めてわたしは幸せ者ですな！続き期待してます待ってます！！ (2016年11月25日 16時) (レス) id: abec577e28 (このIDを非表示/違反報告)
nana×翡翠(プロフ) - 最高のハッピーエンドですね、、、隼くんの誕生日に、こんなにも素敵な文章を読むことが出来てとても嬉しいです笑 (2016年11月24日 23時) (レス) id: 360bf5730a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mel | 作成日時：2016年9月15日 17時
