ラブラブしたい気分とは…? ページ39
『やだーーーー!!』
プロセラのフロアにわたしの叫び声が響き渡る。魔王様の追跡を振り切って共有ルームにいくと夜がいれたであろうココアを飲んでいる涙がいた。
涙「どうしたの?大きい声だして…」
『隼が気持ち悪い!!』
夜「今日はなかなかストレートですね。ココア飲みますか?」
『飲みたい!けど…!!』
隼「おはよう。夜、涙。今日もいいお天気だね」
夜「おはようござい『違う!夜くん!!この人、今日なかなか気持ち悪いから』
呑気にご挨拶する魔王様。そして夜…涙は「どうして気持ち悪いの?」と聞いてきた。わたしは夜を盾にして『この人、朝起きた瞬間から…僕とラブラブしよう?とか謎発言してくるの!気持ち悪い!!』と叫び散らした。
隼「ひどいなあ…僕だってたまにはお姫様とあんなのことやこんなことしたいのに」
涙「あんなことやこんなこと…?例えば?」
隼「んー、そうだね…例えば「あああ!隼さん!!ダメですよ!まだ涙には…」
夜を盾にしていたのに気づけばわたしの腕はがっつり魔王様に掴まれていて…終わったと確信した。
『助けてよ〜』
夜「…すみません!俺ひとりだと助けられないです…っ!」
涙「あんなことやこんなこと楽しんでね〜」
わたしは魔王様の部屋に連行された。そしてドアが閉まればすぐに「今日はね、ラブラブしたい気分なんだ」と言った。わたしは後ずさりをしながら恐る恐る聞いてみた。
『…どんな気分なんですか、それは』
隼「そうだねえ…例えば」
わたしをソファーに座らせるとグッと引き寄せて頭を撫でた。なんだこれは。
隼「独り占めしたい気分かな」
『……』
最近、甘えられるのに弱い。可愛いと思ってしまう。魔王様はそれをわかっているのかいないのか…わたしの体温が上がると隼は心地いいのかますますわたしに近寄る。
隼「体温が上がるのは…僕といる時だけだからね。それが嬉しいんだよ」
彼は確信犯でした。
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来栖陽香(プロフ) - サイコーです!年長さんファンになりました!始さんたちと隼たち関係性最高です!大好きです!これからも応援してます! (2018年4月30日 0時) (レス) id: 2a5ae7d310 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - 明けましておめでとうございます!この作品って続くんですか?楽しみに待ってます!これからも頑張ってください! (2017年1月2日 10時) (レス) id: 4dcfad7029 (このIDを非表示/違反報告)
あらたlove - あぁ、何回読んでも最高にかっこよくて…かっこよくて…ッ!!!なんかもうヤバイですね( ;∀;) カンドーシタ 続きを作って下さるなら、また私の幸せタイムが増えます(笑)いや、マジで← この作品すごく大好きです(*´∀`*) (2016年11月26日 10時) (レス) id: 3c6fe54d3b (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - melさん» 見守りましたよ!ハッピーエンド最高ですね!最後まで読めてわたしは幸せ者ですな!続き期待してます待ってます!! (2016年11月25日 16時) (レス) id: abec577e28 (このIDを非表示/違反報告)
nana×翡翠(プロフ) - 最高のハッピーエンドですね、、、隼くんの誕生日に、こんなにも素敵な文章を読むことが出来てとても嬉しいです笑 (2016年11月24日 23時) (レス) id: 360bf5730a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mel | 作成日時:2016年9月15日 17時