ハロウィンの仮装決まりました ページ27
隼「ハロウィンの仮装は決まったのかな?お姫様」
『やらないって言って…』
隼「ノンノン、みんなで仮装パーティやるって決めたじゃないか」
仕事に出る10分前、隼がハロウィンパーティの話をしてきた。忘れていた訳ではないけど、仮装はしたくないかな。
『そう言ってる隼は決まってるの?』
隼「僕は…お姫様とオソロ的なものがいいからお姫様が決めたら考えようと思ってるんだけどね?」
『…オソロって言葉がとんでもなくお気に入りなんですね』
隼「カップルアピールのできる素敵なイベントだからね」
『アピールしなくてもみんな知ってるからアピールする必要性を感じていないのはわたしだけでしょうか?』
隼「例えば…お医者さんとナースとか」
『楽しそうだね』
隼「考えるだけで楽しいよ』
ベッドでゴロゴロしているわたしのところにきて、スマホにとってあるスクショをみせてきた。際どいのとかはないから、まだそのへんは考慮してくれてるんだな。と感心しながら画像を眺める。
『あ…』
画像をみていると可愛いアリスの仮装で手が止まった。
隼「お姫様はアリスになりたいのかな?」
『いや…そういう訳では…』
隼「でもきっと可愛いだろうね」
『話を勝手に…』
隼「うん、アリスにしようか」
隼はそういってわたしが持っていたスマホを取り上げて何やら操作をし始めた。覗いてみると購入完了の文字。
『まさか…』
隼「ハロウィンはアリスに決まりだよ。さ、僕は何やろうかな」
『アリスといえばマッドハッターだけどね』
隼「うーん」
隼はまた何やらスマホを操作している。人の話なんて聞いてない。
『隼?』
隼「僕は白ウサギにしようかな」
『は?』
とんでもない発言が飛び出た。男が白ウサギ?アリスと対をやるならマッドハッターだと思うのだけれど…
『待って、隼!白ウサギは…』
隼「ほら、僕ってすごく白いし…白ウサギぴったりじゃない?」
『え?早まらないで!』
そういってスマホを取り上げた時には購入完了の文字。
隼「白ウサギ楽しみ」
『えええ!?』
わたしの悲鳴に隼の部屋にきた海が「何があった?」と聞いてきた。
『ハロウィンの仮装が…わたしがアリスで』
海「おお」
『隼が白ウサギ…』
海「は?」
隼「僕、白いし似合うと思うんだよね」
海「お、おう。否定はしないが…」
『否定してください、海』
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来栖陽香(プロフ) - サイコーです!年長さんファンになりました!始さんたちと隼たち関係性最高です!大好きです!これからも応援してます! (2018年4月30日 0時) (レス) id: 2a5ae7d310 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - 明けましておめでとうございます!この作品って続くんですか?楽しみに待ってます!これからも頑張ってください! (2017年1月2日 10時) (レス) id: 4dcfad7029 (このIDを非表示/違反報告)
あらたlove - あぁ、何回読んでも最高にかっこよくて…かっこよくて…ッ!!!なんかもうヤバイですね( ;∀;) カンドーシタ 続きを作って下さるなら、また私の幸せタイムが増えます(笑)いや、マジで← この作品すごく大好きです(*´∀`*) (2016年11月26日 10時) (レス) id: 3c6fe54d3b (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこ - melさん» 見守りましたよ!ハッピーエンド最高ですね!最後まで読めてわたしは幸せ者ですな!続き期待してます待ってます!! (2016年11月25日 16時) (レス) id: abec577e28 (このIDを非表示/違反報告)
nana×翡翠(プロフ) - 最高のハッピーエンドですね、、、隼くんの誕生日に、こんなにも素敵な文章を読むことが出来てとても嬉しいです笑 (2016年11月24日 23時) (レス) id: 360bf5730a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mel | 作成日時:2016年9月15日 17時