같이 살까? 〜オッパと私のふたりぐらし〜【夢/zb1/🚹🪐】 (ページ17)

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「オッパ！？なんでいるの！？」
声のした方向に振り返ると、思った通り、オッパの姿があった。駅の方から私に向かって駆け寄ってくる。

「A、夕方にLINE送ったきり急に連絡途絶えて心配したんだよ！？俺が今から帰るねってLINEしても既読つかないし…帰って寝てるのかと思ったけど家にいないし、電話にも出ないしで、何かあったんじゃないかと思ってとりあえず会社に行こうと思って…」
「ご、ごめん…残業してて連絡するの忘れちゃってた」
「まあ、Aが無事で安心したよ」
眉を下げて、くりっとした瞳で見つめられる。不覚にも、ちょっと犬みたいでかわいい…なんて思ってしまった。怒られそうだから絶対口には出さないけど。

「…えっと、Aさん、そちらの方は…？」
先輩に声をかけられてはっとする。
「あ！えっとですね、先程ちょっと話した、一緒に住んでる人…というかなんというか…」
「Aの勤め先の方でしょうか？いつもAがお世話になっています」
オッパが先輩に向かってお行儀よくお辞儀をする。
「あ、いえいえ…」
「ちょ、オッパ、そんな親みたいなこと言わないでよ…」
「まあ実際親みたいなもんだし」

先輩が頭にハテナをたくさん浮かべて私とオッパの顔を交互に見る。
「えーと、失礼ですが、お二人の関係は…」
「A！電車もうすぐ来るから急ごう！！」
先輩が口を開いたところで、オッパにぐいっと腕を引かれる。
「先輩さんすみません、失礼させていただきますね。ほら、A！急いで！」
「えーーー！？す、すみません先輩！！失礼します！！送ってくださってありがとうございました！」
「え？あ、うん、お疲れ様～…」

ぽかんとした表情をした先輩を尻目に、オッパに引きずられるようにしてその場を後にした。