【BL/全年齢】🚹🪐zb1🐹×🦊ss集 (ページ4)

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「ハンビナ。ちょっと話があるんだけど……」
「ん？どうしたんですか、ヒョン？」
夕食を食べ終え、各々好きな時間を過ごしている中、食器類を片付けようとしていたハンビンに声をかけた。
「ちょっとここじゃ話しづらいから、場所変えよう」
そう言うと、ハンビンは不思議そうな表情を浮かべながらも素直に従ってくれた。自室に戻り、適当に座ってもらう。俺はベッドの端に腰掛け、ハンビンと向かい合うようにして座った。

「えっと……話っていうのはさ……」
いざ切り出そうとしたものの、なかなか言葉が出てこない。あー、とか、えっと、と意味のない音を発しながら視線を行ったり来たりさせていると、心配そうな様子でこちらを見つめるハンビンと目が合った。
「……ヒョン、大丈夫ですか？何かあったんじゃ」
何かあったのは俺じゃなくてお前たちの方だよ。なんて言えるはずもなく。俺は覚悟を決め、再び口を開いた。

「あー……その……単刀直入に聞くけど、最近マシューとどう？」
「マシューですか？そうですね……」
ハンビンは顎に手を当て考える仕草を見せると、ゆっくりと口を開いた。
「いつも通りですよ。普通に接しています」
「そっか……」

予想通りの返答だった。やはり直接的な表現で訊かないとダメか。そう考え、今度はもう少し踏み込んだ質問をすることにする。

「ヤッてるんだよな？」
「ぶふっ！？」

瞬間、目の前にいたハンビンの顔が勢いよく真っ赤に染まった。吹き出した拍子に口元を押さえ、そのまま俯いている。俺はそんなハンビンの様子を黙って見つめていた。『それとなく』聞いてみると言ったもののかなりストレートな発言になってしまい心の中で軽く反省する。

「な、な、な、何言ってるんですか、突然…！」
しばらくすると、ようやく落ち着いたのか、ハンビンはばっと顔を上げ抗議してきた。その顔はまだほんのりと赤みを帯びており、動揺している様子が見て取れる。

「いきなりこんなこと聞かれたらびっくりするよな。ごめん」
素直に謝ると、ハンビンは目を泳がせながら小さく首を横に振った。
「いえ、僕も取り乱してしまいすみませんでした……。あの、本当にどういう風の吹き回しで……？」
「実はさ…」
俺は今日の出来事をハンビンに伝えた。マシューが悩んでいることも、俺が相談を受けたことも。