【BL/全年齢】🚹🪐zb1🐹×🦊ss集 (ページ12)

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《明後日の夜、時間あるかな》
《マシューに話したいことがあるんだ》
2日前一一ジウニヒョンに相談した日の夜のこと。ハンビニヒョンから届いたメッセージを見て、ドキリと心臓が跳ね上がった。ついにこの瞬間が来てしまったか。僕はごくりと唾を飲み込んだ。
《大丈夫です。僕もヒョンにお話ししたいことがあります》

メッセージのやり取りを思い出して、緊張で手がじっとりと湿ってきた。今から何を言われるんだろうか。不安で押し潰されそうだ。落ち着いてなんていられなくて、わけもなく自室の中をうろうろしながらヒョンが来るのを待つ。しばらくすると、コンコン、というノックの音の後にドアが開いた。

「ごめんね、遅くなって……」
申し訳なさそうな顔をして部屋に入ってきたヒョンの顔を見た途端、胸がきゅうっと締め付けられるような感覚に襲われた。ヒョンに会いたかった。会って、ちゃんと話がしたかった。

「……っ」
「えっ！？ちょっ、なんで泣いてるの？」
突然ぼろぼろと涙を零し始めた僕にヒョンがぎょっとしている。慌てて僕に駆け寄るヒョンを見ていると更に涙が溢れてきて止まらない。ああ、やっぱりヒョンが好き。大好き。ずっと側にいて欲しい。
「ごめ、んなさい……っ」
「……とりあえず座ろうか」
ヒョンは優しく微笑んで僕の肩を抱くと、ベッドに腰掛けた。促されるままヒョンの隣に並んで座る。ヒョンは僕の肩をさすりながら、落ち着くまで待っていてくれた。
「落ち着いた？」
「はい……」
「そっか。良かった」
ヒョンは安心したように息をつくと、ゆっくりと口を開いた。