【d!】夢日記。 (ページ10)

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「てかクマ出来とるよ、ちゃんと寝れてる？」
「それトントンにも言われた、今日はちゃんと寝れたで？」
「あー、大先生？A昨日からやで、クマ出来とんの。昨日もそんな調子やったし多分疲れてるんちゃう？」

困惑していればトントンから昨日の話をされる。昨日のことはよう知らんけど昨日も夢で見たことを本当にあったかのような口ぶりで話してたとかどうだとか。

「ほーん？Aちゃんちゃんと休まなあかんで？」
「だからちゃんと寝てるんやって、」

大先生お前もか、と言わんばかりの鬱陶しそうな顔で横目に見てくる。次何か言うたら脇腹殴られそうやから黙っとこ…。
そんなこんなでいつもよりノロノロ飯食ってたら気付けば時刻は8時45分くらいになっていた。あかんこの後ユカちゃんとの予定あるんに遅刻してまう。慌てて残りのご飯を掻き込んでいると左隣から野次が。

「何慌ててん？飯は逃げへんやろ」
「いやちゃうねん、この後予定(デート)あんねん」
「あれ、女遊び辞めたんちゃうん？」

Aちゃんのガチトーンの発言に思わず手が止まる。女遊びなんて辞めてへんし辞めようかななんて話は疎かそんなこと思ったことすらあらへんのに。

「…Aちゃんそれ本気で言うとる？」
「A、お前ほんまに1回ペ神に診てもらった方がええんちゃうか？」
「なんや2人して、そんな私変？」

だいぶ変やで、5徹のトントンくらい。と言いかけた言葉を飲み込んで無言で頷く。今の口にしとったらトンちにもAちゃんにもぶっ飛ばされるわ。

「…まぁ大先生が女遊び辞めたら槍でも降るか、」

とAちゃんは1人で納得したらしいからこのまま話続けとってもあれやなと思って席を立つ。思っていたより話し込んでいたらしく小走りで待ち合わせ場所まで向かう。多少遅刻はしたけど咎められることもなく滞りなくユカちゃんとのデートは終わった。
帰路に着けばAちゃんとばったり会った。今朝と違って顔色も良さそうやしクマも消えとって寝たんやなと察する。

「あれ、今日は朝帰りちゃうねんな」
「いや朝帰りのことの方が少ないやろ、」

すっかりいつもの調子に戻っていて内心少しだけ安心した。安堵のため息でもつきたいとこやけどそしたら後で笑いものにされるし我慢しとこ。
翌朝はちゃんと起きてこなくてほんまに昨日がおかしかっただけかとなぜか安心してめちゃくちゃ深いため息をついてもうた。…Aちゃんが元気そうならそれでええか。