【d!】夢日記。 (ページ9)

今日:18 hit、昨日:32 hit、合計:6,125 hit

はにーはんとページ9

ut side

ふぁ、とクソデカ欠伸をしながら食堂の扉を開ける。定刻の8時から10分くらい遅れて部屋に入るけど俺が遅れて来るのなんて日常茶飯事やし特に誰にも何も言われへん。
まだ開き切ってない目を擦りつつ自席に着く。腹も減ったしさっさと食べてまお、と思い箸を握ったとき何となく左隣に狭さを感じた。朝からこんな窮屈やっけ？と思い首を横に向けるとなんとそこにはAちゃん。

「あれ？Aちゃんやん」
「…ん？あぁおはよ」

こちらを一瞥した後再びご飯を口に運ぶAちゃん。特に会話をする気はないらしくて夜飯の時と違ってだいぶ大人しいというか静か。Aちゃん朝こんな静かやっけ。…まぁ普段朝飯食べに起きてこうへんしそら静かか、と勝手に納得する。
普段朝から隣におらへん奴が隣におると中々気になるもんでちらちら隣を見てしまう。こう横顔を見る機会なんてそうそうないけど改めて見るとほんまべっぴんさんやなぁと感心する。

「…そんなジロジロ見てきてなんなん？キモいで大先生、」

端正な横顔に見蕩れていたら心底気持ち悪いものを見るかのような表情のAちゃんから罵声が飛んでくる。朝から冷たない？ご機嫌ななめなん？

「ちゃうやん、普段朝から隣におらへんから気になるやん」
「何がちゃうねん理由になってへんわ。…なんなら昨日やって私朝食べに来たやん」
「…何言うとるん？昨日は朝ぐっすりやったやん」

昨日だって朝飯食べに来た、と主張するAちゃん。昨日食堂行く前Aちゃんの部屋の前通ったけど寝息聞こえてきたし左隣おらんかったけど？
ぽかんとした顔のAちゃんの目元にはクマが出来ていてらしくない。