【d!】夢日記。 (ページ7)

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はにーはんとページ7

カーテンの隙間から差し込む光で目を覚ます。ぱち、と目を開けて時計に目をやればまだ朝の8時で心底驚く。どんなに早くても10時までは自然に目が覚めないし、仮に覚めたとしても再び布団に吸い込まれるのが大体だ。不思議と今日はすっきり目が覚めたからか二度寝する気にならずそのまま起き上がる。
一応始業時間は9時やし彼奴ら今朝飯食べてんのかな。年に1回顔出すか出さないかくらいだけどせっかく起きれたんだし今日くらいは食べに行くか、と思いその辺に洗濯してから投げ出したままだったパーカーを羽織る。
廊下の窓から見える空はまだ薄い水色で、いつも起きてから最初に見る空の色とは違って優しかった。窓に反射する自分の顔を見れば昨日のクマは無くなっていて今日はちゃんと熟睡出来たんかと少し気分が上がる。
それから少しして着いた食堂の扉を開けると案の定朝飯中の奴らと目が合う。目が合った此奴らはきょとんとした顔ををしていてグルッペンに至っては「今日は大雪だな」と馬鹿にしてきた。どつくぞクソ総統め。

「失礼なやっちゃやなグルッペン、私かて起きる日くらいあるわ」

グルッペンに抗議しながら自席に着く。夕飯のときくらいしか座らない席に朝から着くのは何だか違和感がある。席に腰を下ろすと隣の席である大先生が食べる手を止めて話しかけてくる。

「おはよぉAちゃん、槍でも降るんちゃう？」
「お前もそんなこと言うねんな、開口早々煽ってくんのはシャオロンだけで十分やわ」

開口早々余計なことを言ってくる大先生に悪態をつき斜め前の席から「なんや喧嘩売っとんのか」と不満そうな視線を送ってくるシャオロンを無視して目の前に広がる出来たてのご飯に向かって両手を合わせる。いつもは起きてこないからラップがかけられて冷めたものを温め直して食べとるけどやっぱり出来たてはちゃうんやな。
ご飯の美味しさに感心していれば隣から「ｱｧﾝちゅめたい…」等朝から聞くにはキツい喘ぎが聞こえてきたからこれは本気で無視した。やかましいんやわ此奴。

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