【d!】夢日記。 (ページ18)

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いりゅーじょんどりーまーページ18

ピカッと光ったかと思えば数秒後にゴロゴロと鳴り響く雷を横目に仕事をする。思ったより近いところで落ちたけど森燃えてへんかな。森林火災も面倒やけど雷落ちて停電とか1番嫌やで、と連日放置していた書類の山を見て思う。普段はここまで溜めることはないけど書類の上で寝落ちしたり萎えたりで気付いたらこんなんになってた。後悔。これで停電なんてしたら仕事どころじゃないからほんまに困る。
一旦息抜きでもしようかなと思い席を立った瞬間軽快なノックの音が響く。何かしらの返事をする前に勝手にドアノブが捻られる。勝手に入ってくるあたりどうせ彼奴らの誰かやな、と思わずため息が漏れる。

｢仕事捗ってます？Aさん｣
｢…何しに来たん？チーノ、｣

誰かと思えば胡散臭い笑みを浮かべたチーノで呆れる。手ぶらやしほんまに茶化しに来ただけかこいつ。やかましいからはよ帰ってくれへんかな。

｢暇やなぁ思って、そしたらちょうどええとこにAさんの部屋あったもんやから｣
｢ええとこにあったんやなくてお前が来たんやろ、やかましいから帰って｣

追い払う仕草をしてもチーノは帰る気はさらさらないようで勝手にソファーに座りだした。ここお前の実家ちゃうねんけど…。わざと聞こえるようにため息をつけば｢機嫌悪いん？笑｣と鼻で笑ってくるもんやから手が出そうになる。
お前のせいだと悪態をついているとピシャッと雷が光る。"あ"と思う間もなく鳴り出す雷。

｢近ない？｣
｢え何、チーノびびっとんの？｣
｢ちゃうわ｣

さっき煽ってきたし、と思い煽り返していると急に部屋が暗くなった。停電だけは勘弁と思っていたのにこの有様で頭を抱えたくなる。停電したにも関わらず退出する気のないチーノ。これじゃ仕事も出来ひんし暇やからチーノの向かい側のソファーに座る。