【d!】夢日記。 (ページ12)

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「あれ、おらんねや…」

訓練場辺りを覗いてみると一般兵しかおらんくていつもならいるシャオロンもコネシマもいない。任務で出払っているわけでもないし変やな。
そういえばいつも誰かかんか喋ってるインカムも静かやしどっか行ってんのかな。つまんないの、と勝手にふくれながら踵を返す。
部屋まで戻ってきて結局ソファーの上でゴロゴロしている。ここまで誰にも会わん日なんてあるん？…せや、ロボロなら監視カメラで誰がどこにおるか分かるんちゃう？と思い早速インカムで聞いてみる。

「…ロボロー？…ロボロ？」

インカムからは何の応答もなくノイズだけが返ってくる。いつもなら2回呼ばんくても返事してくれんのに。

「なー聞こえとる？…流石に無視は心無さすぎちゃう？…インカム壊れたんか…？」

ロボロが反応して言い返してきそうな言葉を並べても返答がない。作業中やとしてもインカムくらいは聞こえててもええはずやけどなぁ…。
なんなら自分のインカムが壊れているのでは、と思い耳につけたままポチポチいじってみたが正常に動いてはいるらしい。ロボロの仕事部屋までこんなことで赴くのもめんどくさいし後ででいいか。
眠くないけど時間を潰すために昼寝しよ、と思いインカムを耳から外す。目の前のローテーブルにインカムを投げ出しソファーの上に横になる。寝るには微妙な時間な気もするけど流石に夜飯までには起きれるやろ。
訓練場からやかましい声が聞こえなければダクトからも気配を感じず久しぶりに静かな環境で昼寝出来ることに感動する。彼奴らおらんだけでこんなに静かなんや。
誰もいない快適な環境に置かれて無意識に警戒を解いてしまう。暖かい日差しに微睡んでいると思いの外すぐ眠りについてしまった。

えれくとりっくどりーむ→←えれくとりっくどりーむ