サボりとメロンソーダ【zm】 (ページ41)

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そんな話をしていればあっという間に教室はクラスメイトで溢れかえり、ざわざわと騒がしくなる。ゾムさんは最初こそ私達と話していたけど途中から席を立ったっきり帰ってこない。
ロボロくんはサボったなぁ、なんてため息をついた。

｢Aちゃん、ゾムのこと嫌いにならんとってほしいな…｣

｢嫌いにはならないよ、酷いことされたわけじゃないし…むしろ良い人だし｣

｢せやろかぁ…｣

じゃあ俺席戻るわぁ、なんて言いながら席を立ったロボロくん。
ふと机の上を見れば消しカスこそ無いもののロボロくんの筆箱があった。ロボロくん忘れたの気づいてないのはアホすぎない？

｢あぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！Aちゃん俺筆箱忘れた！！！！！！！！！｣

｢声おっきすぎない？！｣

ロボロくんはちょっと大袈裟で面白い。
バケツリレーのように前の人へ前の人へロボロくんの筆箱が渡って最終的にロボロくんの手元へと帰還しました。
ロボロくんは若干照れながらお騒がせしましたと言い席についた。