サボりとメロンソーダ【zm】 (ページ25)

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24本目ページ25

side zm

「………と、言うわけなんです」

ごめんなさい、と頭を下げられる。
俺としてはご褒美っつーか嬉しいっつーか迷惑ちゃうし全然むっちゃ嬉しかったから結果的にええことには変わりないしな。
柊さんは割と気にしているようで表情は若干暗いままだ。
なんとか元気づけられないか…と思いながらなんとなくポケットに手を突っ込んだ。
何か硬い感触が指先に当たり、それを引っ張り出してみる。
出てきたのは俺が今朝コンビニに寄って買ったサイダーの飴。
…せや、

「ひ、柊、さん、」

「？
はい、どうしました？」

「…そ、の、これ、よかったら、」

手ぇ出して、と言い差し出された柊さんのやわこそうな手に飴を乗せた。
柊さんは目をぱちぱちされたあとに口角を上げて目を細めた。

「ありがとうございますっ、ゾムさん」

「ヴｯｯｯ、ん、！！！」

にこっと笑ってくれた柊さんがあまりにも可愛すぎる…限界オタクになりそう。
はぁぁぁぁぁもう、ほんますき
めっちゃかわええ……
こ、こんなに好きすぎる人とで、でーと、なんてしたら…もう、な？アカンやんか…