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2本目 ページ3
うちの学校は割と人数が多いからクラスもその分多い。なんと6クラス。
言うてそんなに多くないかな？私の価値観だと多いように見えるけど。
「...............おっ」
２組だ、階段から近いじゃん、ラッキー。
くるりと振り返ると同時に壁にぶつかってしまった。
「わぷっ」
「うおっ」
後ろに重心が寄ってしまい、尻もちをつく前に腕を引っ張られる。
「ぁ、すみま......」
しっかりと前を見ていなかった私が悪かったんだろう。
学校指定のブレザーの中に見える緑のパーカー。深くフードを被ったせいで見えない目元。
絶対そうだ。
この人、学校で有名なヤンキーじゃん。
「...大丈夫すか」
「あっ、えと、大丈夫です、ご、ごめんなさ、」
後ろからどんどん人に押されてまた転んでしまいそうだ。
パーカーさんは私の手を離してさっさと人混みから抜けていってしまった。
あぁぁぁ私も人混みから抜けたいですぅぅ助けて助けて
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作者名：らむ | 作成日時：2023年4月1日 2時
