学園逆襲戦争 (ページ1)

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学園逆襲戦争-作戦- ページ1

-序章-
「ねぇねぇ♪知ってる⁉」

「何が……。」

「このクラスでぇ～ここにいちゃいけない存在ってぇだぁれだぁ♪」

「知らないよ…。」

「正解はぁ～☆あなたなんだよぉ？増田さぁ～ん♪」

「へぇ…そう。」

「こぉ～んなのもわかんないなんてぇ～ただのクズじゃん」

私は、増田絵留(ますだえる)15歳。
さっきから私に話し掛けてくる人物は雷次心(らいじこころ)。私は今いじめを受けている。
まあ…。別にいいんだけど…。

「あっ。増田さん！」

私に話し掛けてきたのは教育実習生の久片(ひさかた)先生だ。

「はい。これ。ワークね。p20までちゃんと''A"だからね！」

「ありがとうございます」

「あっ‼！どうしたの！？その傷」

腕にあった傷をうっかり見せてしまったようだ。

「い、いえこれくらいなんとも……！」

「あーあーあー。大丈夫ですよ。久片先生。」

そういって私達に近づいてくる人物、和田(わだ)先生。私のクラスの担任だ。
でも私はこいつを先生だとは思っていない。
なぜなら格差別をしてくる。
さらに、気に入った女子にはとことん可愛がる。つまり最低だ。

今なら久片先生と和田が話しているうちに逃げ出せるかも…。

こんな学園生活はもう終わらせる。
私には案がある。

それは………。

「あ、おい絵留！」

「…律太！」

「何してんのよ。ぼーっとしちゃて。」

この男女、古泉律太(こいずみりつた)、古泉真琴(こいずみまこと)。私の協力者。
この二人は双子の兄妹でとてもよく似ている。

「ごめん。考え事してた。」

「考え事って、今日やること？」

「そう。今日は"アレ"をつくる。」
「おっ！めっちゃ久しぶりじゃん。」

そう。これから私達による私達のための逆襲劇が始まるから！」

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