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○yellow side○
机に突っ伏したままのおでこ。
バングルに付いたビジューが当たって痛い。
丸ちゃんとのもう1つの、おそろい。
きっと丸ちゃんは付けないまま、捨てちゃうんだろうな。
私の思い出と、一緒に。
『人の男に手ぇ出すような女に何がわかるん』
胸の奥、深いところに、棘のように刺さった言葉。
こんな風になるなんて、思ってなかった。
私の努力が、私の欲望が。
丸ちゃんを、
悲しませることになるだなんて。
ボロボロとこぼれ落ちて、止まらない涙。
マスカラもアイラインもきっと取れちゃったな。
せっかく朝からパックして、できる限りキレイにして、
ただ渋谷さんに、「かわええな」て、言って貰えたら。って。
それだけ、だったのに…
隣の渋谷さんが、立ち上がった気配がした。
呆れた、よね。
目の前で、あんな…
どうしよう。
私、大事なもの全部、失うのかしら。
やっぱり顔は上げられなくて、テーブルに入った筋とか見て、やり過ごそうとしてた時。
向かいから、ふわりと撫でられた後ろ頭。
「…オレんこと、守ろうとしてくれたんやろ。」
ゆっくりと顔を上げたら、目の前には渋谷さんが座ってた。
「オレが…
守らなアカン、のに。」
スマン。
そう言って、テーブルにつくぐらい深々頭を下げた。
やめて。
そんなこと、しなくていいのに…
「あんまり泣くと、カラカラなってまうで。」
「…でもっ、私が… 」
「選んだのは、オレや。」
まっすぐに私を見つめる、渋谷さん。
「オレが、オマエを。
…亮を。
選んだんや。」
暖かい手のひらが、私の頬を撫でる。
「前のオンナにケリも付けんと、中途半端に手ぇ出して…
すまん、かった。」
その手のひらは頬骨を辿って、親指が私の唇に触れた。
「…オレ、と…
付き合って、くれませんか。」
私はまだ、あなたの隣にいていいの？
その価値は、あるの… ？
「まだ泣くんかい」
「だって…」
「…オマエ、嬉しないん？
せっかくオマエのモンに、なったんに。」
「っ…喜べる、わけ…
…なんで、笑ってるのよぉお。。。」
「フ笑
…すまん。
オマエんこと初めて抱いた、あの日から…
オレん中にはもう、オマエしかおらんねん。」
「しぶ… 」
吸い込まれるように重なる、唇。
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さやか(プロフ) - はじめまして。いつもめろんぱんさんの作品を楽しく見させていただいております！！多くの作品にパスワードを付けていらっしゃると思うのですが、もうめろんぱんさんの作品は読むことができないのでしょうか、、、 (7月12日 16時) (
レス) id: dd61441407 (このIDを非表示/違反報告)
cayochi(プロフ) - めろんぱんさん» なんやねーん。ズルないでぇ (2020年9月24日 19時) (レス) id: 89ed3d2d70 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - くぅう かよさんずるい (2020年9月24日 18時) (レス) id: b5cc118e0b (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - さやさん» こちらこそありがとうございますーー！！！！ 双子の名前まで考えてました。楽しすぎました。みんな幸せでよかった。。。 ありがとうございます！！！！！ (2020年9月24日 18時) (レス) id: b5cc118e0b (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 素敵なお話が出来てる……弟が居て双子まで…なんて幸せ！！そして私の大好きな画像をここまで広げてくださりお二人には感謝です！ありがとうございました(^^)みんな幸せ！！ (2020年9月24日 16時) (レス) id: 806d5009ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めろんぱん/cayochi
x他1人 | 作者ホームページ：
作成日時：2020年8月9日 8時
