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○green side○
「忠義くんて、シスコンだよね？正直ちょっと…」
「ちょっと、なんやねん」
「…キモい」
これでフラれんの、何度目やろ。
自分から「付き合ってください♡」って言うてきたくせに。
ダイエットしてるから〜とか言ってメシ、よぉ食わんのも気に入らんし
二の腕に肉ないのも好かんかった。
あんまりスタイル気にするもんやから
「女の子はふわふわしてる方がええで？丸ちゃんみたいに」
なんて言うてもうた俺が悪いんか？
「なぁ？これ、俺が悪いん？」
「え。自覚ないの？オマエ」
学食でいつもみたいに、キタミツに愚痴ったら呆れた顔で返された。
わかってる、わかってんねん。
自覚はある。
俺は重度のシスコン。
『女の子は弱い。やから守ったらんとアカン』
丸ちゃんと雛ちゃんがうちに来る前にオトンが俺としょーにぃに言うた。
「今日からオマエらのねーちゃんや、さっき言うたこと忘れんなよ」
って紹介された丸ちゃんは真っ白なワンピース着てた。
ふわふわの髪の毛に着けたリボンが風に揺れて
『天使や…』
って思った。
眩しくて、恥ずかしくってよぉ顔も見れんくて
「しょうたくん、たつよしくん。
今日からよろしくね！」
丸ちゃんは元気よく挨拶したのに、
「たつよし、ちゃう！ただよし！」
なんて勢いよく言うてもぉたから
「ご、ごめんなさいっ！」
丸ちゃんはポロンと涙溢した。
「…ちゃうねん、泣かしてごめんっ」
ポケットん中にあったくしゃくしゃな緑のハンカチ渡して
「たつよし、でええし」
って言うたら、
ちょっとびっくりした後で
「ありがとぉ」
ってふんわり笑った丸ちゃんの顔。
俺は一生忘れんと思う。
丸ちゃんは俺が守るって。
何があっても、どんなことしてでも。そう決めた瞬間やったから。
シスコン、上等やんけ。
俺はオトンの言い付け、守ってるだけやもん。
「なぁ、オマエんち、小学生ん時に両親が再婚したんだよなぁ」
キタミツがじぃっと俺の顔を見て言うた。
「せやで。それがどーした」
「丸子さんとオマエ、血繋がってないんだな」
うん。血の繋がりは、ない。
やけど。
丸ちゃんは俺のねーちゃん。
今さら変わることは…
ない。
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さやか(プロフ) - はじめまして。いつもめろんぱんさんの作品を楽しく見させていただいております！！多くの作品にパスワードを付けていらっしゃると思うのですが、もうめろんぱんさんの作品は読むことができないのでしょうか、、、 (7月12日 16時) (
レス) id: dd61441407 (このIDを非表示/違反報告)
cayochi(プロフ) - めろんぱんさん» なんやねーん。ズルないでぇ (2020年9月24日 19時) (レス) id: 89ed3d2d70 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - くぅう かよさんずるい (2020年9月24日 18時) (レス) id: b5cc118e0b (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - さやさん» こちらこそありがとうございますーー！！！！ 双子の名前まで考えてました。楽しすぎました。みんな幸せでよかった。。。 ありがとうございます！！！！！ (2020年9月24日 18時) (レス) id: b5cc118e0b (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 素敵なお話が出来てる……弟が居て双子まで…なんて幸せ！！そして私の大好きな画像をここまで広げてくださりお二人には感謝です！ありがとうございました(^^)みんな幸せ！！ (2020年9月24日 16時) (レス) id: 806d5009ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めろんぱん/cayochi
x他1人 | 作者ホームページ：
作成日時：2020年8月9日 8時
