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○red side○

最低やな。

って、自覚はある。



学生時代から付き合ってるカノジョんちでメシ言うたら、下手したらアレやろ。

“ムスメサンヲ、ボクニクダサイ”

て、やつ。



丸子んちにはこれまでも何回か、行ってた。
丸子に会いに、ちゅうかしょーたに会いに、やけどな。

ほんでも八重歯のオカンにはいちお、付き合わしてもらってます。て挨拶はしてた。

しょーたんことも好きやし、オカンの筑前煮うまいし、こんまま結婚するんやろなと思うてた。

でも…


何回か家に行く度に感じる、違和感。


今日初めて会うた親父さん見て、違和感はさらに強くなった。


親父さん、わかってんねやろな。
この人嘘つかれへんタイプや思う。

オレの視線の先を気にする親父さんが「渋谷さん、もう一杯如何ですか」て言うた時、ポケットのスマホが鳴った。

「…すんません。

仕事の電話が… 」

席を立って、廊下に出る。



アカン。

今オレ、ニヤけてる、思う。



「…お疲れサマ。

おん、大丈夫。どないした?」


『すみません、課長。お休みの日に…

でも、どうしてもS社から、今日中に返答頂きたいと連絡ありまして…』

「そうか。あそこの部長、せっかちやねん。嫌味言われたやろ?

…あぁ、そうか。スマンな…


や、オレはええねん。
それよかオマエが… 」

『私から内容確認して、返信しておきますね』

「や、ええよ。
あとで行くわ。」

『え、でも… 』

「大丈夫。

待っといて?」



コンヤクシャ、の家でオレは一体、なにしてんねやろ。


ま、プロポーズした訳ちゃうけどな…



「すみません、どうしても今日中に上げないといけない仕事が入りまして…

先に、失礼させて頂きます。」


皆さんは、どうぞごゆっくり。


そう言って、適当に挨拶して横山家のリビングを後にした。

「すぅくん、カラダ気をつけてね。」

「ン。ありがとう。

メシ、美味かった。」

唇に触れるだけのキスを残して、ドアノブに手をかける。

こないだおんなしようなん食うた気するけど、どうでもええわ。


頭ん中は、

こんなオレが家族の団欒を濁したアカン。

思う気持ちと、

はよ、アイツを…


抱きたい。



思う気持ちしか、無い。

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さやか(プロフ) - はじめまして。いつもめろんぱんさんの作品を楽しく見させていただいております!!多くの作品にパスワードを付けていらっしゃると思うのですが、もうめろんぱんさんの作品は読むことができないのでしょうか、、、 (7月12日 16時) (レス) id: dd61441407 (このIDを非表示/違反報告)
cayochi(プロフ) - めろんぱんさん» なんやねーん。ズルないでぇ (2020年9月24日 19時) (レス) id: 89ed3d2d70 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - くぅう かよさんずるい (2020年9月24日 18時) (レス) id: b5cc118e0b (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - さやさん» こちらこそありがとうございますーー!!!! 双子の名前まで考えてました。楽しすぎました。みんな幸せでよかった。。。 ありがとうございます!!!!! (2020年9月24日 18時) (レス) id: b5cc118e0b (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 素敵なお話が出来てる……弟が居て双子まで…なんて幸せ!!そして私の大好きな画像をここまで広げてくださりお二人には感謝です!ありがとうございました(^^)みんな幸せ!! (2020年9月24日 16時) (レス) id: 806d5009ef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めろんぱん/cayochi x他1人 | 作者ホームページ:   
作成日時:2020年8月9日 8時

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