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「今クール始まったアニメが超絶おもしろくてさ、俺、ゲームもダウンロードしちゃったんだよね、そしたら課金しちゃってさ……」
帰り道、中村はずっと最近手に入れたゲームの話をしていた。少し寝て体力が回復したせいか、やけにテンションが高い。私は話半分で、生返事ばかりしてしまう。中村は乗り気じゃない私に気付いて、すっと黙り込んでしまった。
「どうしたの？」
「え？」
中村が俯いた私の顔を覗き込んできた。あまりにも近くて、私はふと右足を下げてしまった。中村はそんな私の反応に目を丸くする。自分でもびっくりするくらい、中村に対して敏感になってる。
「……大丈夫、中村は関係ないから、ごめん」
今の私は、この言い訳しか浮かばなかった。本当はもっと上手い言い方があるのかもしれないけれど、中村とは包み隠さず今まで付き合っているのだから、嘘がうまく口から出てきてくれない。
「そっか……」
中村はそっぽを向いて、あっもう家じゃん、気づかなかった、じゃあね、と、たどたどしく言葉を紡いでそそくさと家に入ってしまった。嘘をつけないのは、アイツも一緒だった。それに、
「また明日、って、言わなかったな、アイツ」
冬のまだ冷たい空気の中に、私の言葉は解けて無くなった。
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みんと！(プロフ) - みなさん» ありがとうございます！ゆるゆる更新ですがこれからもよろしくお願いします(^^)/ (2020年1月25日 18時) (
レス) id: 7e6a863990 (このIDを非表示/違反報告)
みな - とても面白いです！続きがすごく楽しみです！ (2020年1月24日 20時) (レス) id: e69f153f16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんと！ | 作成日時：2020年1月24日 13時
