溺愛 × 独占 = Kiss？

抱きまくら ページ15

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HS SIDE



今日は、今日こそは、絶対に、Aと寝る！！！



だって最近全然僕と寝てくれないんだもん！



昨日はミンギュ、その前の日はジュニ、その前の前の日はスンチョリヒョン、その前の…。



とにかく！今日こそは絶対に僕と！



HS「A！」



洗面所で髪を乾かすAに聞こえるように話しかけるとドライヤーを止めてこっちを振り向いた。



「なに、どうしたの？！」



HS「今日は僕と寝なさい！」



「はい？あ、でもジュニが」



くそ！先越されたか！



いや、でも一昨日ジュニだったじゃん！



こんな短期間に二回もAと一緒に寝るなんてそんなのルール違反だ！！！！



「スニョアオッパ？」



HS「だめ！だめ！絶対だめ！一昨日ジュニと一緒に寝たばっかじゃんか！A最近全然一緒に寝てくれない！僕の事嫌いなの？！」



あ、つい荒ぶってしまった。



「あ、あの〜スニョアオッパ？わかったよ？だから一緒に寝よ？ね？」



やった！やっと…やっと一緒に眠れる！



Aと約束をし、満足気に壁にもたれ掛かりドライヤーをするAを鏡越しに見ながら待つ。



「ねぇ、スニョアオッパ？先に部屋に行っても大丈夫だよ？」



HS「だめです！誰かに誘拐でもされたら困りますんで！」



「誘拐って…メンバーしかいないじゃん笑」



HS「いいから！Aは早く髪を乾かす！」



「は、は〜い」



Aが長い髪を乾かし終わり、こっに来た。



すかさずAの手を握り、洗面所から出ると他には目もくれず一目散に自室に入った。



「どうしたの？！スニョアオッパ？」



湯上りで頬がほんのりピンクに染まったAが顔を覗いてくるから、ふいにドキッとしてしまう。



すっぴんなのに可愛すぎるんだよ！！！



HS「だって…A、最近他のメンバーとばっかり寝るんだもん…、ずるいよ。僕さ、寂しかったんだよ。だから今日こそは一緒に寝たくて」



自分でもなんでこんな子供染みたこと言ってるんだろうと思う。



僕のが年上なのに恥ずかしい。



でもこれが本音だから。



「スニョアオッパ、私もスニョアオッパと一緒に寝たかったよ？でもね、ただ最近は他のメンバーがスニョアオッパよりもちょっと早く一緒に寝よって誘ってくれてただけだよ？私、スニョアオッパと一緒に寝るとかなり安心して眠れるの。だから寂しがらないで？」



僕はその言葉が嬉しくて、思いっきりAを抱きしめた。



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