06 ページ6
*
さぁさぁりょうくんとご飯に行ってから一週間が経ちました!今日はもうお引越しの日です!あっという間の一週間ドキドキしすぎて生きた心地がまったくしませんでした!!!
仕事終わりにこつこつ荷造りして、昨日に至ってはほぼ徹夜でございました。眠い。けどりょうくんに会ったらきっと眠気も吹っ飛ぶはず。とりあえず着替えてメイクして心の準備をしていたら、りょうくんからライン。家の前着いたよ。部屋どこ?だって。わーーー!この彼氏感やばくない?わかってます痛いよねわたし全力で痛い女です
返信をして少ししてインターフォンが鳴ったから、ドアを開ける。あ、りょうくん今日もかっこいいですね。
「おはよ。ちゃんとインターフォン出てから開けなきゃだめだよ。俺じゃなかったらどうすんの?変なやつに襲われちゃうよ?」
「うっ……気をつけます」
「はいお利口。さっそく運ぶ?てつやに車借りてきたよ。大きいやつ」
「ありがとうりょうくん。荷造り昨日なんとか終わったからいつでも運べるよ」
「寝てないでしょA」
「 寝た、よ?」
「目の下クマできてる。嘘つき」
「ほんとにちょっとは寝たもん」
「早く終わらせてゆっくりしよう」
おじゃましまーすって言いながらりょうくんが家に入る。その後ろ姿を見ながら、わたしの脳内は大混乱です。えっ?りょうくんイケメンすぎでは?これなんて乙女ゲーム?夢?だって目の下クマできてるって言いながら、親指でクマができてるとこそっと撫でたんだよ。少女漫画原作の恋愛ドラマかよばかときめきました。
「A、何してんの?」
「なんでもない!全然まったくなんでもない!」
「ていうか荷物これだけ?少なくない?」
部屋の真ん中に積まれたいくつかのダンボールを指してりょうくんが言う。確かに普通の女の子よりは少なめな持ち物で生活してるかもしれない。物欲がそんなにないというか。
それにこの部屋に住んでた一番の理由は、家具家電付きだったから。だから大きい荷物はそれほどないんです。
「これなら2往復くらいで全部運べちゃうね」
「お世話になりますりょうくん」
「まかせてよこれくらい」
にこにこえがおのりょうくんとお引越しがスタート致しました。重いやつは俺が運ぶから、花は軽いの持ってって言ってくれるりょうくんやっぱり紳士だ。ジェントルメンだ。
→
149人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
花(プロフ) - ななさん» 温かいお言葉ありがとうございます!拙い文章ではありますが、続けて書いていけるように頑張りたいと思います! (2019年4月23日 23時) (レス) id: 20c6cc5c87 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 初めまして!素敵な読み物ありがとうございます(*'▽'*)これからも作者さんのペースで投稿待ってます…! (2019年4月22日 19時) (レス) id: 52db76b921 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:花 | 作成日時:2019年4月13日 20時