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「でもてっちゃんがだめだと私本当に行くとこないの」

「じゃあさ、うちに来る?」

「へ?」

「俺も最近引っ越したばっかりで、まだ部屋なんもないし、家電とかもこれから揃えなくちゃだけど」

「りょうくんのお家に?わたしが?」

「うん。一部屋余ってるし、どう?」

「だって私はありがたいけど、りょうくんはいいの?居候だよ?邪魔じゃない?」

「嫌だったら提案してません」

「えっ神様なのりょうくん」

「大袈裟」

「仏様?王子様?」

「Aが困ってるのにほっとけないよ」


王子様でしたー!!!りょうくんのやさしさでわたしとろけて死ぬのでは?とりあえずのお家が決まって、それがまさかのりょうくんのお家で、一緒に住むって緊張するしていうか彼女でもないのにいいんですかそれ!ってそうだ。彼女いるのかなりょうくん。


「りょうくん彼女いないの?」

「いないよ。いたらこんな提案してないでしょ」

「そうだよね。そっかそっか。あ!でもお家に女の子が来る時は言ってね。わたしどこかで時間潰したりするから」

「Aって本当変なとこ気にするよね。連れ込む予定の女の子なんていないから安心して」


にこにことあたまをなでるりょうくん。
彼女もそういう女の子もいないんだ良かったって安心してる自分がいてこれもうあれじゃない?好きなんじゃない?りょうくんのこと。単純かよ〜〜〜ばかなわたし〜〜〜


「じゃあ決まり。荷物運んだりするの俺も手伝うから」

「なにからなにまですいません」

「謝んないでよ。俺仕事辞めたばっかりだし、余裕あるから」

「でもぼんさばどぅしなきゃでしょ?」

「結構見てるね花。俺らの動画も見てる?」

「全部じゃないけどみてるよセイイェー」

「それは馬鹿にしてるでしょ」

「してないよ!りょうくんが一番すきだもん私」


あれあれあれあれ?しれっと私好きとか言っちゃったけど大丈夫これ。なんとなくりょうくんの顔見れなくて、下を向いた。


「A?」

「はい」

「なんで下向いてるの」

「恥ずかしいからです」

「こっち向いて」

「やだ」

「わがままだなぁ」

「わがままでいいもん」


いまりょうくん笑ってるんだろうなってなんとなく想像がつく。別に愛の告白したわけじゃないし、こんなに恥ずかしがることはないんだけどね、なんていうか好きかも?好きなんじゃない?って思ったら急に意識してしまったというか。おいおいおいこんなんで居候大丈夫ですか私さん。



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(プロフ) - ななさん» 温かいお言葉ありがとうございます!拙い文章ではありますが、続けて書いていけるように頑張りたいと思います! (2019年4月23日 23時) (レス) id: 20c6cc5c87 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 初めまして!素敵な読み物ありがとうございます(*'▽'*)これからも作者さんのペースで投稿待ってます…! (2019年4月22日 19時) (レス) id: 52db76b921 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年4月13日 20時

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